宅配便で椅子が届いた。そうそう、去年のうちにネットで注文しておいたフィーゴというメーカーのもの。フリーになって以来、最初はリビングの椅子で、途端にそれまで一度もなかった腰痛が出たので事務用の椅子に変えて、それでも腰痛がよくなるどころか悪化しそうになったので、腰にいいと評判のバランスチェアにトライして、確かに腰にはいいんだけど、体重がありすぎるのかお尻と膝が疲れちゃうので、今度こそ、と願いを込めての4脚め。確かに座りやすく、椅子が身体全体をしっかり抱え込んでくれる安定感がある。でも幸か不幸か今は仕事がヒマで長時間PCの前にいる必要がないから、果たしてこの椅子なら本当に大丈夫なのかどうか確かめようがない。
ヒマをいいことに、今日も手芸に興じる。たまたまどこかの会社から送られてきたパンフレットに、「ニットの貴公子」 と呼ばれているらしい広瀬光治さんのインタビュー記事がのっていて、その隅っこに 「指編み」 のやり方が図解されていた。面白そうなので手持ちの毛糸でやってみたのだけれど、解説が分かりにくく、詳しくは彼の著書を参照とある。ちぇっ。それならば、とネットで検索してみると、あるある、もっと分かりやすい図解がたくさん。左手の人差し指から小指までの4本を編み棒に見立てて、リリアン編みのやり方で糸をかけていくと、あっという間にマフラーができちゃう。面白いなぁ。糸の風合いでまったく違うものになる。これだけじゃ満足できなくて、指編みの本を求めて書店を3件回ったけれど、手芸のコーナーはいまだにビーズが全盛をほこっていて、指編みの本なんて1冊もない。かろうじて手芸用品の売り場で基礎だけのってる薄い本を発見。やったぁ♪
でも実際にやってみたらちょっとガッカリしちゃった。リリアン編みはとってもユニークだったけど、それ以外の編み方は、単に編み棒の代わりを指でするだけの鎖編みや細編み。確かに指だと編み棒の何倍も編み目が大きくなるから、その分、表情も出てふんわりした仕上がりになるんだけど、編んでて意外性がないからイマイチ楽しめない。慣れないせいか編み目もそろいにくくて、鈎針で大きな編み目で編んだ方がキレイだったりする。それならば、と長〜いリリアン編みをしたものを指で鎖編みしたら、まるでまったく別の作り方をしたみたいなマフラーになった。
面白いなぁ。こういうのっていくらやっても飽きなくて、テレビで 「忠臣蔵外伝 四谷怪談」 や、イッセーさんが桃井さんのピンチヒッターをやってるNHKの 「夢・音楽館」 を見ながら、せっせと指を動かしていた。
しかしなぁ、私がいかにはまりやすい性格だか自分でもよく分かってはいるけれど、マフラーばっかりこんなに作ってどうするんだ〜!