のそのそと起き出して、寝室からリビングに足を踏み入れるなりギョッとした。むせかえるような百合の香り。開ききった花から漂う強烈な香りが閉め切った部屋に充満している。せっかく頂いた豪華な花束なのに、背が高すぎて玄関には置けないし、寝室に置いた…
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