９時起き。寝足りない〜。身支度を済ませ、冷蔵庫から出したチーズケーキを箱につめ、アルミホイルでくるんだ上に保冷剤をのせて準備完了。１０時半すぎに家を出る。
今日は中学時代の恩師の家で、同期会の幹事を中心に２０人前後が集まりバーベキューパーティー。かなり遠いイメージがあるから、車内でレース編みのモチーフ１枚ぐらい編めちゃうんじゃないかと思ったんだけど、途中で間違えてほどいたせいもあって、いくらも編み進まないうちに気がつけば東武動物公園。先生のお宅には何度もお邪魔しているのに、誰かと一緒だったり車で送ってもらったりで例によって道を覚えていないので、仲間のひとりに電話を入れると、別のひとりが車で迎えに来てくれた。次はひとりで歩いて行かれるように、初めてしっかりルートをチェック。
１２時の集合時間より早めに着いたのに、もう着々とバーベキューの支度が始まっていた。２つのコンロで焼くのは男性陣の役で、女性陣は先生の家庭菜園からまさにとれたてのキュウリや他の野菜を切る係。わいわいガヤガヤ、ああでもないこうでもないとにぎやかで、そのうち水を引っかけ合ったりふざけ始めるのもいたりして、みんなもういい大人なのに中学時代のまんま。隣りの酒屋さんから、１０リットルの生ビールタンクも届いて、若干風の強い庭で真っ昼間から宴会の始まり。初めて見るようなどデカいマグロのカマ、数え切れないほどたくさんの貝のままのホタテに、しっかり下味のついた牛肉、野菜の鉄板焼きに焼きそばに、スイカやパイナップル、アメリカンチェリーなどのフルーツも加わり、さらには炊き立てのご飯を女性陣が手際よくオニギリにして、お釜いっぱいのご飯がたちまちみんなの胃袋へ。いいかげんお腹がいっぱいのはずなのに、私が持参したチーズケーキとブラウニーも奪い合いになり、スティック４０本でも足りないぐらい。生ビールタンクはさらに１０リットルを２回も追加して、焼酎やら赤ワインやらスパークリングの白ワインやら、とんでもない量のお酒がどんどん空になっていく。いつもながらすごい勢い。スタートの頃はジーパンの上からチリチリ照りつけるほどに日差しが強かったけれど、夕方にはぐっと冷え込んできたので、先生のお宅の中に場所を移して、さらに手打ちのうどんとそばまでご馳走になる。これだけたくさん飲んで食べたのに、先日、先生のお母様がご逝去された折、幹事で花輪を贈り数名が参列したことへのお礼だからと、会費は１人千円、それ以上は受け取らないと先生が頑として仰るので、お言葉に甘える。「その代わり、また来てくれよ」 って、先生、もちろんですとも！
８時すぎに先生のお宅を出て、とりあえずおひらき。８人ほどで２次会のカラオケへ。１時間のところ３０分だけ延長して、１０時すぎの電車で帰宅する間に、仲間たちから次々にメールが入り、やりとりしている間に駅に到着。「次もチーズケーキがいいっ！」 だの 「チョコレートケーキよろしく」 だの、一度に全員のリクエストに応えるなんてできないよ〜。
お風呂の中でつらつらと考える。２０年以上も離れていた町に、同期会をきっかけに足しげく通うようになって、すっかり音信普通だった仲間たちとも頻繁に会うようになった。もうとっくに切れたはずの糸がつながり、どんどん太く長くなっていく不思議。「いつでも帰って来いよ」 と言ってくれる仲間がいるって、実際に帰ることはないだろうけれど、やっぱり嬉しい。つくづく 「人」 に支えられているのだなぁ、と思うこの頃。
