まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-04-09

水曜日は、近所のシネコン、Movix のレディースデイ。しばらくご無沙汰していたけれど、「あなたを抱きしめる日まで」が観たくてネットで予約しておいた。午後2時すぎの上映開始に合わせ、アリオへ。

以下ネタバレになるけども、未婚で妊娠した少女が修道院に送られ、その修道院で出産後、1日1時間しか子どもと会えない生活を強いられ、しかも母親の承諾もなく子供が売り飛ばされてしまうという悲惨な話なのに、それが実話だというのがなんともやりきれない。50年も息子を探し続けた女性に対し、年老いたシスターは、快楽を貪った罪の報いだと言い放つ。純血を守ってこそ神に近づくことができるという彼女の主張は、仮に誰もが純血を守り通せば子供が生まれることはなく、人類は滅亡してしまうわけだから、それ自体、あり得ないのに…。そんな頑迷なシスターを赦す、と彼女は微笑む。そのジュディ・デンチの表情が素晴らしい。とてもシリアスな内容なのに、ジャーナリストと彼女のなかなかかみ合わない会話がユーモアに満ちていて、優しい気持ちにさせてくれる。観てよかった。

ただ、邦題の「あなたを抱きしめる日まで」というのはどうかなぁ。どうも内容を説明しすぎる邦題が多いように思う。この作品だって、原題はシンプルに主人公の名前をとって 「Philomena(フィロミナ)」なのに。

スタバでパンフレットを開いているところへ、I さんから、作品展の案内状の版下ファイルがメールで届く。なるべく早く校正を済ませて印刷会社に返信しないといけないとのこと。スマフォの画面では文字稿の校正が行き届かないおそれがあるので、急いで帰宅。パソコンでファイルを開き、一点だけ修正をリクエスト。ふぅ〜。

せっかくの映画の間も頭鳴りがしんどかった。最近は、特にベッドに入る頃、静まり返っているはずなのに頭の中が騒々しくて寝付けないことが続いている。病院ではなんの対処法もないと言われてしまったけれど、このままじゃ困っちゃうわー。