まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

絵の教室

前回の絵の教室で、不自由だった右手指でたどたどしく枝を描いたところからスタートした植物の絵が完成したものの、中断していた鏡獅子の絵は精緻な描き込みが必要なのでまだ早すぎる気がして、風景画を1枚挟もうとスマホで撮った写真を見返し、去年の11月末にムーミンバレーパーク内の湖畔で撮った1枚を選んだ。真っ赤な紅葉や遠景の緑・黄色の木々と、空と湖とのバランスがなかなかいいんじゃないかと。写真と同じ正方形のパネルに、目立つ枝を含め大まかな下描きをして、Wさんへの誕生日プレゼントと、ティータイム用とお土産用に分けてラッピングしたケーキと一緒にニトリの大きなマイバッグに。Mサイズのほうでちょうどよかった。このバッグ、雨でも大丈夫な素材だから頼もしい。

大きな荷物を肩に背負って大泉学園へ。先生に湖畔の写真を見せると、下地無しで塗り始めるよりも、あえて下地を塗ってすぐ空と湖の部分に彩色すると濁りが生じ、すっかり乾いてから近景の紅葉を描き込めば、対比で赤がより引き立つとアドバイスしてくださり、イエローオーカーで全体に塗った下地を軽く拭き取ったあと、まず空の色からのせてみる。オーカーの上に青をのせたので、当然、緑がかった色になる。でも、これは私の塗り方が悪いせい。オイルが多いと下のオークルが溶けて出てくるし、筆でなぞりすぎても下地がのぞいてしまう。オイルは少なめで、筆で塗り拡げるのではなく、色を置いていくように厚塗りをすれば青が映える。なるほどー。厚塗りをした結果、下描きの線はほとんど消えてしまったけれど、まぁ、もともとラフな下描きだったからなんとでもなる。

天板ケーキは天板1枚分を2等分し、半分は4×3にカットして1人3切れずつのお土産に、もう半分は5×2にカットしてティータイムに2切れずつ。TさんやWさんからもスナック菓子やお煎餅の差し入れがあったので、1切れしか食べ切れなかったんだけど、幸い皆さんに好評だったのでひと安心。食べながらおしゃべりしていると、思いがけず半年近くご無沙汰だったご住職がいらして、近況を聴いたりしながら後半戦。湖と木の太い幹の部分まで色をのせ終えた。いい絵になるといいな。

話の流れでご住職も一緒に夕食。いつもは I さんと二人のところ、事前にTさんから参加したいと連絡があり、教室と同じ建物にある季節料理のお店を予約済で、人数を変更。そのあと I さんと、Tさんから今年も松茸をいただいたので、お礼にごちそうしようという話になっていた。ご住職はもともとそのお店の常連で、突然さらに人数が増えてしまいお店にご迷惑ではないかと心配していたら、料理を大皿に盛って取り分ける形にしてくれて、いつもながらどの料理もとても美味しかった。お会計はどうしたものかと思っていたら、今日は自分が払うとご住職。いやいやそれは、と3人がかりで辞退しようとしたんだけど応じてくれず、結局ごちそうになってしまった。予想外の展開。

23時すぎに帰宅し、あれやこれやとバタバタしているうちに日付が変わり、もう1時半を過ぎた頃て、ウィーン国立歌劇場の新たな配信がすでに始まっていて、配信期間が残り約3時間半しかないことが分かり、リアリタイムで観る以外の方法がないので観始めた。「ペレアスとメリザンド」で、メリザンドをケイト・リンジーペレアスの異父兄ゴローをサイモン・キーンリーサイドが演じるとなれば見逃すわけにいかない。

観ているうちに小腹がすいて、夜食代わりに持ち帰った天板ケーキ。せっかくの美味しい夕食も写真を取り損ねてしまったので、せめてもケーキの写真をば。

全体的に陰鬱な雰囲気で、特に聞き所というべき目立つアリアもなく、身も蓋もない言い方をすればミステリアスな女性をめぐる異父兄弟の三角関係の物語。起伏が少ないせいか、幕が閉まるたびに客席からの拍手も小さめなんだけど、音楽はいかにもドビュッシーらしく、美しい。この作品は他のプロダクションを2つ録画してあるから、見比べてみようかな。