気温がぐぐっと下がったうえに朝から雨模様。何を着ていけばいいのか、これじゃ寒いか、これじゃ暑いか、と取っ替え引っ替えしながら迷った末に、七分袖のTシャツの上にジャージー生地でソフトなジャケットを羽織り、ジーンズも夏の間は避けていたスリムタイプにしてみた。バスは外気温を無視して冷房が効いていて肌寒かったけれど、それ以降は問題なく、雨が降り続く中、国立駅から徒歩で数分の素敵なスペース、terra に到着。12時の集合時間に間に合った。
アルパの先生が企画してくださり、先生にアルパを習っているメンバーばかりの「アルパの集い」。メンバーのひとりの友人が手作りしてくれたランチの写真を食べる前に撮ったつもりがなぜか保存できていなかったのが残念。いかにも手間がかかっていそうなキッシュやスコーン、マフィンなどの詰め合わせで、ひとつひとつはとても美味しいのに、すべて粉物なので口の中の水分を持っていかれる…。キッシュには野菜も含まれているものの、サラダとかもついていたらよかったね、と話しつつ、フレッシュなハーブの香りが爽やかな葡萄のモヒートを味わいながら完食。
十数名のうち顔と名前が一致するのは半分足らず。マンツーマンのレッスンだから、発表会や今日のような懇親会でしか会う機会がないものだから。先生は他の地域でグループレッスンもしていらして、その様子を含め、にぎやかにしばし歓談したあと、演奏タイム。私と同じように尻込みしてしまったメンバーが多い中、4人の有志が演奏してくれた。私の席が奏者のほぼ正面でアルパの軸しか見えないので、弦と奏でる指がよく見える位置にときどき移動しながら、奏者のみの写真と伴奏する先生とのツーショットを全員分スマホで撮影。照明が抑えめなので、オートのままでもきれいな写真が撮れる。
演奏中、緊張で指がブルブル震えているのが見えて、自分も何度も同じ経験をしたので焦る気持ちがよく分かる。うまく弾こうと思わなくていいから、と先生は仰るけれど、なかなかねぇ。私はもう、人前で弾くのは無理…かなぁ。
続いて先生の演奏。「秋桜」から「また君に恋してる」につながる秋らしい流れが特に素敵だった。いいちこのCMソングだった「また君に恋してる」、懐かしいなぁ。

ホットコーヒーもとても美味しかった。お腹いっぱいで食べきれず持ち帰ったデザートと一緒に撮ってみた。前にも先生主催のイベントで来たことがあり、素敵なオーナーさんのセンスが光る居心地のいいスペース。
16時頃にお開き。雨はまだやむことなく、バス停で待っている間に身体が冷えてしまった。もう少し厚めの上着でもよかったかもしれない。
帰宅するとWOWOWでジュディ・ガーランドの「オズの魔法使」が放送されていて、大好きでDVDも持っているのに、やっぱり見てしまう。いつ見ても、何度見ても楽しめる名作。
六角捩りの試行錯誤を続けながら、今日は11月歌舞伎座の優先発売日だったことに気付く。東京サンシャイン・ボーイズの舞台「ショウ・マスト・ゴー・オン」が三谷歌舞伎として歌舞伎化されることになり、それだけは観に行こうと思っていたのだけれど、一等席が18,000円で、新たに設定された特等席(従来の一等席のうち正面の花道寄りの一角)に至っては2万円の大台にのせてきたものだから、行く気をなくしてしまった。今の私の経済状況では贅沢に過ぎる。すでにチケットを取ってある今月の舞台が最後になってしまうのかしらねぇ。