午前中に買い物に行くつもりだったんだけど、着替える前に玄関のドアを開けた途端、むっとする熱気に反射的にドアを閉め、出かける気力をなくしてしまった。
そんなわけで自宅にこもり、録りだめしてあるプレミアムシアターの中から、2022年パリ・オペラ座の「フィガロの結婚」と1998年チューリッヒ歌劇場の「ナブッコ」が2本立てで放送された回を観る。
フィガロのほうは劇場のバックステージに場所を移した演出で、伯爵に当たる劇場主をクリストファー・モルトマン、フィガロをルカ・ピサローニ。私が知っているキャストはその2人だけ。本来は大団円で終わるところ、夫人が劇場主に指輪を返して去る。この夫婦が破局する展開は初めて観た。コメディ色をあえて抑えたのか、全体的に地味で暗めの印象だったのも新鮮。
「ナブッコ」はタイトルロールを大好きなミヒャエル・フォレが演じる。バビロニア人とヘブライ人を衣装の色と豪華さで区別し、異母姉妹のアビガイッレとフェニーナがまだ幼く仲が良かった頃の姿を表す少女たちが何度となく登場し、アビガイッレが本当は父の愛を求めていたことを伺わせる。ヘブライ人たちが合唱する「行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って」は、ナブッコとアビガイッレが口論の末に打ちひしがれている、その後ろにヘブライ人たちが突っ伏している状態でごく小さな声で始まり、徐々に身体を起こしながら声が大きくなり、最後は立ち上がって高らかに歌い上げ、その間、アビガイッレは耳を塞いで苦悩している。ラストもアビガイッレは服毒でなく、フェニーナを銃で撃とうとして結局、自らの腹を撃つ。父にもイズマエーレにも愛されなかった彼女の悲しみに重点を置いた演出だったように思う。
視聴後、5時間超えのタイトルをダビング用に2分割。
そのあとはWOWOWで、「テルマエ・ロマエⅡ」と「はたらく細胞」を続けて見た。どちらも初見で楽しく見た。「はたらく細胞」のほうは、漫画ではシリーズが違う話をうまく組み合わせ、がん細胞の話も白血病の細胞に変更して盛り込む工夫をしていて、それぞれの細胞を演じる俳優たちがノリノリで楽しそう。

見ながらカンタの続き。23時すぎまでチクチクしていて、お風呂を済ませ、1時からはオードリーのオールナイトニッポンを聴きながらさらにチクチク。濃淡2色のうち濃いほうで渦巻きの形だけ刺した部分も含め、やっと全体の半分を超えたところ。1日中ずっと続けていても飽きないんだけど、針を持つ右手が徐々に強張ってくるので、手首から先をブルンブルンと振ってみたり、マッサージをしたりしながら進める。この強張りもいつかなくなってくれるのかなぁ。