MVPと言っても「最優秀選手」のことではなく、ムーミンバレーパーク。手帳のスケジュール欄に書き入れようとして、そのままだと長いので略して書いたらこうなった。
一度は行ってみたいと思って、と話が出たのは夏頃だったか。でもパーク内は外歩きがメインで、なにしろ今年の夏は暑かったから、涼しくなってからにしよう、と先延ばししたところ、ようやく秋めいてきた頃にはなかなか3人の都合が合わず、今週の前半に予定を組んだら天気予報が雨で、今日に順延したという次第。
夕べは、まさに「遠足の前日」状態でなかなか寝付けず、交通手段のこととか食事はどうしようとかあれこれ考えているうち、明日は11月の末日ということに思い至り、毎月末日が期限の手織教室の施設予約をまだしていないことに気付いた。
というわけで、9時になるのを待って予約の電話を入れ、すぐにバス停へ。池袋で他のお二人と合流し、西武線で飯能駅へ。土曜日なのでいつも以上にパーク内のレストランは混雑が予想されるため、ランチは駅前で簡単に済ませ、バスでメッツァまで10数分。
フィンランド語で「森」を意味するメッツァは湖のほとりにある自然を楽しむエリア。紅葉が素晴らしく、もうここだけでも来てよかった、というお二人の感想が嬉しい。
気持ちいいねぇ、と言いながら歩いていくうち、パークの入口に到着。ここで公式LINEに登録すると、グッズの購入やレストランで使える500円分のクーポンがもらえる。大人の1デーパスは4300円のところ、シニアのお二人は16時以降のナイトパスと同じ2500円。
ゆるゆると歩きながら、あちこちで写真を撮らずにいられない。右の写真は、夏の間はムーミンたちが水遊びや釣りをしながらひと休みをし、彼らが冬眠する冬の間は「おしゃまさん」ことトゥーティッキが住処にしている小屋。
ディテールまで作り込まれたムーミン屋敷はさすがに列ができていて、しばらく待って地下から入り、1階、2階を経て3階まで上り、そのまま外へ。並んで待つ必要があるのはここだけで、他に人だかりができていたのは、「エンマの劇場」でのショータイムと、パーク内のあちこちに着ぐるみのキャラクターが現れ、一緒に写真を撮ったりとファンサービスをしてくれるところぐらい。週末で多くの人が訪れていても、パーク内は広々としているので気にならない。
コケムスと呼ばれる施設内にムーミンの絵本をもとにした立体作品や原画、ジオラマなどの展示があり、それをじっくり見てからショップへ。大量のグッズが所狭しと並ぶ中、私が買ったのは、この冬限定のイラストが入ったポストカードとクリアファイルだけ。それも、ポストカードだけにしようと思ったけど、それだと500円分のクーポンを使い切れないので、クリアファイルをプラスし、支払ったのは240円だけ。この私がこれしか買わないなんて、と自分でもビックリ。
お二人もそれぞれにお土産を買い、夕暮れが近く行きとは違って見える景色を楽しみながらパークを出る。
メッツァに戻り、ビュッフェスタイルのレストランに入ったものの、もう料理がほとんど残っていない上にスタッフの対応もイマイチだったのがとても残念。
バスと西武線を乗り継ぎ、池袋で解散。ムーミンバレーパークは季節ごとに自然を楽しめるので、また別の季節にご一緒できたらいいな。
20時すぎに帰宅し、21時から「アラジン」の実写版。アラジンの声が中村倫也さんだったから。それを差し引いても、映像が美しくそれぞれのキャラクターが粒立っていて、面白かった。
そして深夜にはお決まりの「オードリーのオールナイトニッポン」。幸せな土曜日。