まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

歌舞伎座、からのー

今月は、歌舞伎座内の設備工事のため昼夜同一公演で、公演時間も短いせいか、昼の部・夜の部ではなく午前の部・午後の部とされていたから、午後の部のほうが朝ゆっくりできたのに、つい習慣で11時からの午前の部のチケットを取ってしまったので、いつもの時間に歌舞伎座へ。

学校行事としての観劇などの団体は通常3階席が多いところ、今日は1階席上手の最前列からかなり広い部分を高校生が占めていて、団体が入る日は事前に告知されるので、なるべく避けるようにしているのだけれど、今月は午前・午後を合わせても全部で20公演だけ(そのうち午後の部は2回だけ)なのに、半分の10回に団体が入るので、自分のスケジュールもあり、避けようがなかった。でも最初の「歌舞伎座へようこそ」は、虎之介くんが案内役を勤め、学生たちに話しかけて盛り上がる場面もあり、外国人のお客様のために黒子姿の音蔵さんが流暢な英語で通訳をしながら、途中で撮影タイムを設けるなど、和やかに進み、団体さんウェルカムな演出。動画はNGと説明があったのに、ちゃっかり動画を撮っていた不心得者もいたなぁ。学生じゃなく、中高年の人たち。私が撮った舞台の写真は2枚だけ。

続く「三人吉三」は、左近のお嬢、歌昇のお坊に坂東亀蔵の和尚。左近くんは、初舞台より前の初御目見得の頃から観ているから、美しい女形の姿での登場に、こんなに大きくなったのねぇ、とおばさん目線。歌昇のお坊は影があって良かったなぁ。亀蔵の和尚とのバランスもよく、スッキリとした一幕。

獅子の勇壮な毛振りが見どころの「石橋」は、最初に萬太郎、種之助、福之助、虎之介の4人が赤い毛の獅子で出て、最後に橋の上に松緑が白い毛で登場。松緑はブログで今月の興行では実働時間が十分以内と書いているけれど、その登場前に若手が頑張っているし、全員揃ってから長い毛を大きく回す回数の多いこと多いこと! 数えていなかったのだけれど、まだいくかー! という感じで客席が大いに盛り上がっていた。若手の振り方を見比べると少なからず優劣はあったけれど、まぁ、経験が物を言うからねぇ。

14時前に終演。まっすぐ北千住まで戻り、駅構内のスタバは満席で諦め、マルイの中のスタバに幸い席を確保することができ、和訳の見直しを1時間ほど。まだ珈琲が残っていたし時間も早い。持参した文庫本「本心」は幕間に読み終えていたものの、編みかけのタティングレースも持参していたので、ブローチ用のモチーフを完成させてから、帰宅。すぐに和訳の修正を済ませ、送信。追加分があるらしいけれど、まだ書類が届かないので、届くまで待機。

夜には、テレビを見ながら完成したモチーフをブローチに仕立ててから、もうひとつモチーフを編み、オーバルのブローチも作ってみた。丸いほうは、黒いモチーフ自体は悪くないと思ったんだけど、生地のグレーが濃すぎて、写真だとなにがなんやら。でも実物はもうちょっと見映えが…。

同じ場所で、同じ照明の下で撮ったのに、机の色がこんなに違うのはなぜー??