起きて30分もしないうちに家を出て、コメダ珈琲でモーニングのあと読書タイム。図書館で借りた「方舟」を一気に読み終えた。この結末は予想できなかったなぁ。
アリオに足を伸ばし、ユニクロで、リネンブレンドのシャツとワイドパンツ。いつもの夏より暑いから、去年までの夏の装備では間に合わない気がして。
「方舟」は話題になった本なので、あらすじを詳しく書いてあるサイトがいくつも見つかり、その中のひとつを選んでリンクしつつ感想を書き加え、「読書履歴」が手早く済んだ。
そのあとは、手織りの続きを進めながら、プレミアムシアターで録画しておいたウィーン国立歌劇場の「トゥーランドット」を観る。ヨナス・カウフマンのカラフに、タイトルロールはグレゴリアン・アスミック。最近のオペラ界を席巻しているなぁ。
この顔合わせだけでもすごいのに、中国らしさ全開で豪華絢爛なゼフィレッリの演出とは大きく異なり、中国らしさは完全に封印され、装置はごくシンプルで、カラフもピン・ポン・パンの3大臣もスーツ姿。トゥーランドット姫は白いドレスに白いウィッグで、ベッドの上でうずくまっている。リーをいたぶる場面では姫が自らリーの髪をねじり上げる残酷さも見せつつ、冷酷な姫というよりはむしろ大人になることを恐れている少女のような…(とはいえ、自分に求婚してくる男たちを次々に殺してしまう冷酷さを持ち合わせているのだけれど)。呪縛が解け、愛に目覚めたあとの彼女は目を輝かせ、最後にはカラフの手を引いてドアの外へと走り出す。こうした脚色はともすれば改悪とみなされてブーイングの嵐になりかねないのだけれど、今回の演出はとても良かったし、カーテンコールでも大喝采。
オペラのあとは TVer であれこれ見ながら、手織りを最後まで織り終えた。さて、あとはまた巾着袋にするためのソーイング。今度こそうまくいくといいなぁ。いかにも空気がムッとしていそうな夕暮れの写真と並べてみた。