まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

いーぐる

四谷にあるジャズ喫茶いーぐるで、OTTAVA のプレゼンターでもある音楽ジャーナリスト林田さんの「横断的クラシック講座」がほぼ3年ぶりに開催されることになり、暑い暑い中を出かけていった。少し早く着きすぎちゃったなぁ、と思いながら、写真のとおり趣のある入口を降りていくと、扉が開いて出てくるお客さんと入れ違い。冷房で汗が引いたところでホットコーヒー。「茗荷谷の猫」の続きを読みながら講座の開始を待つ。ほどなく林田さんもいらして、お店の奥のほうにはリスナーさんの姿も。

今回のテーマは「祈りと聖なる空間」。中世の巡礼の人々の歌声と踊りとして「モンセラートの赤い写本 - 声を揃えていざ歌わん」で始まり、パレストリーナモンテヴェルディ、リュリ、モーツァルトシューベルトメンデルスゾーンブルックナーストラヴィンスキーと様々な祈りの曲が続き、前近代から近代を経て最後の現代はペルトとシルヴェストロフ。OTTAVA で時々かかる曲も含まれているけれど、ここの音響で聴くと自宅のPCで聴くのとは大違い。同じCDを使っていても、普段はそのCDの実力の半分ぐらいしか届いていないんだなぁ、と思った。とにかく音の響きが良すぎて、林田さんの番組もまるまる4時間ここでライブでやってほしい~!

ブルックナーの曲はゲルギエフの指揮で、そこから少しゲルギエフの話になったりもして、林田さんの解説がいつもながらとても興味深く、事前に配布された資料にメモを取りながら聴く。ブルックナーのCDボックスに付属するブックレットを林田さんが回してくれて、おなじみの爪楊枝のように短い指揮棒を手にしたゲルギエフの写真もあり、指揮台に復活する日が来てほしいと切に思った。

林田さんとお話することもでき、終了後には御茶ノ水のスタバに寄り、コールドブリューだけにしておけばいいのに、ちょっと甘いものが欲しくなって、あんバターサンド。

茗荷谷の猫」を読み終え、千代田線に乗ったら、北千住から浴衣姿の人たちが乗り込んできた。そういえば足立の花火の日だっけ。それにしては19時半すぎで、ちょうど始まるぐらいの時間なんじゃ? と不思議に思いながら帰宅し、雷雨の予報で急遽、花火大会が中止になったことを知る。その頃には雨が降り出し、しまいには雷も。中止の判断は正解だったみたい。

ノルデア・オープンの準決勝で、ナダルが若手のアイドゥコビッチをフルセットで制して決勝へ! 素晴らしい!!

試合後お風呂を済ませておいて、オードリーのオールナイトニッポン。二人ともそれぞれに夏休みで出かける家族としばし別れて一人暮らしを楽しんだそうで、それぞれの時間の過ごし方がいかにも二人らしくて笑ってしまった。自然体なのがいいのよね。