雨の予報だったので織り機を雨仕様のバッグに入れ、織り機が大きすぎてバッグのファスナーが閉まらないので、上部はレインケープで覆い、いつも通り早めに家を出てバスで移動し、サイゼリヤでブランチ。定番のオニオンハンバーグランチに野菜ペーストをトッピング。私にとっては最強の組み合わせ。
銀行に寄って引き落としをしたら、出てきた1万円札が全部まっさらの新券。新しいお札がもう出回っているのね。通信生ながら慶応出身者の端くれとして、諭吉先生とのお別れはちょっと寂しいから、せめて1枚だけ、ちょっとカーブしちゃってるけど一応はピン札のままで残しておくつもり。
手織教室では久しぶりに全員が揃った。ここ何回かお母様のお世話でお休みしていたメンバーのところにそのお母様から電話がかかってきて、なかなか話が通じないらしくて大変そう。外出すると何度となく些細なことで電話がかかってくるらしい。他の家族もいるのに彼女に頼りきりみたい。大変そうだなぁ。早くに家族を亡くした私には介護の経験がないし、今後もすることはないだろうし、むしろ自分が要介護になったときのことを心配し始めているぐらい。単にラッキーで済む話じゃないんだけど。
難ありの巾着袋を見ていただいたあと、エジプト綿で始めた新しい織地について、1cm幅に8本の溝がある8羽の筬はその細かさゆえに間違いやすいのに、珍しくミスなく整経が終わった、という話をした途端、236本ある経糸のうち1本だけがどの4本の綜絖のどこにもタイアップされていなくて、結果的に織地からはずれ、垂れ下がってしまっていることに気付いた。ミスがないどころか、致命的なミスをしていた。がーん。
すべてほどいてイチからやり直すのが本来なんだけど、その抜けてしまった1本を織地に挿し込んでいけばリカバリーできるような気がしないでもない。でもあいにく、今日は続きを織るだけだと思っていたから裁縫道具を持たずに来てしまった。別の方からとじ針をお借りすることができ、平織り16段、2種類の模様が各32段で合計80段分の緯糸の上下のいずれに通すかを確認しながら慎重に、針で縫うように挿し込んでいき、先生からタイアップ専用の糸を分けていただき、その1本だけを吊り直し、リカバリー完了! ほどかずに済んだ! ふぅ~、と思わずため息が出たところで終了時刻。
幸い雨はバス停にいる間にぱらついた程度で、どこにも寄らずに帰宅し、ひと息ついてすぐにケーキの準備。黄桃と白桃の缶詰を開けると、中の桃はすべて半割。丸い型とパウンドケーキ型の表面に飾る分をスライスし、残りは小さくカット。牛乳で紅茶の茶葉を煮出し、そのミルクティーと茶葉の一部も生地に混ぜ込み、型に流したあとに乾いた茶葉をトッピング。焼き上がりの熱いうちに缶詰のシロップをハケで塗る。
食べる3時間ぐらい前に冷やすと桃の甘さが引き立つそうなので、一晩中ずっと冷蔵庫に入れておくのはやめて、明日出かける前に冷やす予定。