まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

副反応

目が覚めると、しっかり発熱しているのを感じ、計ると7度8分。微熱の範囲内。ただ若干の頭痛もあって、普段、頭痛とはまったく無縁なので、通常の頭痛と副反応の頭痛とは違うのかもしれないけど、ぐわらんぐわらん、みたいなこんな状態がずっと続くとしたら、頭痛持ちの人ってさぞかし大変だろうなぁ、と思ったり。

これまでの副反応と同じようにトイレが近くて、身体から出ていく分、飲むことで補充しないと、と思い、夏はペットボトルで十分だったんだけど、寒いこの時期はやはり温かい飲み物がほしいので、ステンレスボトルを活用。

お腹が空く感覚はほとんどなく、シャトレーゼのプリンだけで夕方まで過ごし、ベッドの中で寝たり起きたりしながら、時折り検温。順調に下がる一方で、8度を超えることはなかった。

17時すぎに起きたときには、7度前後まで下がっていたこともあり、体調がそれほど悪いわけじゃないせいか寝ているのにも飽きてきて、全豪オープンの準々決勝がそろそろ始まる時間だったので、試しに起きてみることにした。しっかり厚着をして、コンタクトレンズは入れずにメガネのままで、ジョコビッチ対ルブレフの試合を観る。ルーネとフルセットの激闘を制したルブレフがジョコビッチの前ではストレートで敗戦。今大会では足に不具合を抱えているそうなのに、強いんだよねぇ。

再びベッドに戻り、すっかり目が冴えてしまったので、近藤ようこさんの「水鏡奇譚」を読む。再読。というかもう何度も読んでいる気がする。そして何度読んでも面白く、ただ物語の筋を追うのでなく、折々にページをめくる手を止め、美しい絵からさらにイメージを膨らませ、しばし空想の世界を楽しむ。贅沢なひととき。さらにそのあと福田星良さんの作品集「百年後のアポロ」。こちらは現代の物語で、絵が綺麗。表題作は最後に収録されていて、ごく短いのだけれど、肖像画から本人が抜け出してしまう話で、絵を描く一人として、自分が描いたあの人がもし抜け出してきたら… と、具体的に想像するととても楽しい。こんなふうに寝ているだけの日には、漫画は最強のおともだち。

そうこうしているうちに6度8分まで下がった。この分なら明日はもういつもどおりに動けそうね。