まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

弦を描く

先週、大手町での集いの際、錦糸町の名物だという「たらふくもなか」をお土産にもらった。これがまぁ、猫の形をした可愛らしい最中で、これはもう大の猫好きさんがいる絵の教室に持っていくしかないでしょ。でもなにかプラスしたくて、シャトレーゼの「ぶどう餅」を予約しておいた。お土産用には、2色の風船ゼリーを1つずつ。

今日はいよいよアルパの弦を描く予定で、そのために溝付きの定規(40cm)を amazonで購入しておいた。竹の物差しは30cm、40cm、50cm の3本を手織で使い分けていて、そのうち30cmのだけが溝付きなんだけど、30cm じゃ足りなそうだったから。この溝に筆の先を当て、その筆と並べて先が細い面相筆を持ち、2本の筆の間隔を維持しながら溝に合わせて筆先を滑らせれば、まっすぐな線が引けるはず。

最初の1本は先生がお手本として引いてくれて、その線と平行になるように2本目以降を引いていく。弦と弦の幅も写真をよく見て調整しないといけないし、キャンバスの左から右に線を引くと終点がアルパの上部になるので、その終点の位置が糸巻きの位置と合っていないといけない。糸巻きを描く時点で弦の幅を厳密に測ったわけではないから、この糸巻きの位置との調整は若干ごまかさざるを得なかったんだけど、絵として不自然にはなっていない…はず。

定規を使って線を引く作業はイーゼルにキャンバスを置いた状態ではやりにくいので、机の上にキャンバスを置き、ずっと前かがみで作業を続けていたものだから、途中で腰が痛くなり、何度となくストレッチをしながら、合計40本弱の弦をどうにか引き終えた。アルパの弦はドは青、ファは赤なのに、色分けまでする余裕はなかったので、その色分けや弦の太さの調整など、細かい部分の仕上げをすれば、次回完成できそう。

というわけで、次は何を描くかを決める必要があり、自宅でこっそり描くつもりで下地も下描きもしておきながら、それきり放置していた小さなキャンバスの雪ちゃん(石田ゆり子さんの愛犬)を先生に見ていただいたところ、雪ちゃんの表情がいい、とゴーサインが出て、他の候補として用意していったスマホで撮った写真も十分素材になるとのこと。これであと2~3枚分は大丈夫。

たらふくもなかは、形の可愛らしさだけでなく、白花豆の黄金餡が大好評。猫好きのWさんが箱もご所望で、進呈。ぶどう餅もこの季節だけだから、ケーキをお休みする機会にもなり、ちょうどよかった。

終了後には、すっかりお気に入りのエノテカリオーネ。かろうじて4種類のチーズのピザとデザートの生落花生プリンだけ写真が撮れた。他にも、シェフの気まぐれサラダやテリーヌ、渡り蟹のトマトソースのパスタなど、どれもとっても美味しかった。

帰りは山手線が途中で運転見合わせとなり、中央線で人身事故があったため山手線の線路に影響がないか安全確認中というアナウンス。中央線で事故が起きると山手線の線路に影響が出るの? どういう仕組み? 運転再開後も何度か時間調整で止まってしまい、普段の2倍以上の時間がかかった。終電が気になるような遅い時間じゃなかったこともあり、車内がざわつくこともなく、至って平穏。結局、30分程度の遅れで帰宅。やれやれ。