まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ファスナーむずい

せっかく酵素風呂のスタッフさんから朝一番早い時間が空いたからどうぞと連絡をもらったのに、あいにく朝から雨降りで、仕方なくバスで向かう。雨でもバスの中は冷房が効いていたので、薄手とはいえ長袖のパーカーを着込んでいって大正解。朝イチの米ぬかは熱々で、いつも以上に気持ちよく発汗良好。

ガストでモーニングメニューの中からサラダとヨーグルトのセットを選び、食後には読書。野口卓「逆転」の2篇目「魔女の中の魔女」を読む。「マクベス」の冒頭に登場する魔女たちの予言が実は気まぐれな魔女たちが人間の愚かさを証明するために仕掛けた罠という設定で、魔女たちが狂言回しのような役割を果たし、何が起こるか面白がりながら傍観している。原作の主人公であるマクベスもその夫人も脇役でしかなくなってしまうところがユニーク。

時間を見計らって地下鉄で移動し、アリオへ。今日オープンの紀伊國屋書店に行ってみる。雨だし平日の午前中だしで、一般のお客さんより開店を祝い合う関係者風の人たちのほうが多かった。キディランドが閉店したあと、TSUTAYAは書店のスペースがどんどん縮小されてしまっているので、紀伊國屋書店のオープンは本当にありがたい。

そのあと手芸店でファスナーを買い、ロフトでもあれこれ見て歩いているうち、モーニングが軽かったのでお腹が空いてしまい、サイゼリヤへ。小エビのカッペリーニでお腹がいっぱいになったあと、3篇目の「幕間 オフィーリアの狂乱」を読み始める。これはタイトルに「幕間」と付いていることで、おそらくオフィーリアを演じる側の話なんだろうと見当が付き、そのとおりだった。4篇のうちこの話だけフォントも変えてあり、いわゆるスピンオフとは違うことを表しているのかもしれない。

帰宅後、買ってきたファスナーを使い、ヘリンボーンのバリエーションをポーチに仕立ててみた。裏地も付けて、一応、形にはなったんだけど、ファスナーの端っこが大きくずれてしまっている。やっぱりファスナーは難しいなぁ。ファスナーの付け方をマスターしたくて、古い織地の中から小さいものを引っ張り出してきて、手持ちの12cmのファスナーを使い再挑戦。ところが、このファスナーはミシンでそのまま縫えるタイプのものではなく、ほぼジャストサイズだと思ったんだけど、縫い代の部分でミシンにかかってしまい、ファスナーのギザギザ部分をペンチで抜くという手間を省いたものだから、位置をきっちり揃えても、ミシンで縫うときに押しつぶされ、2段に重なるギザギザを押し倒すようにならしてしまう結果、どうしてもズレてしまう。そこで、そのギザギザ部分だけは手縫いにして、その前後をミシンで縫うことでどうにか形にした。これでは、ファスナーの付け方をマスターしたことにはならないなぁ。めいっぱい不格好だし。

そのあとは、川本喜八郎さんの人形による「平家物語」の続きを見ながら手織りの続きをしようとして、1マスが正方形になるよう段数を調整したはずが、マスとマスの間の境界線を入れると、かえって調整しないほうがいいように思えてきて、途中までほどき、織り図の段数通りに織り直した。斜めがけのポシェットにした織地と同じ織り方なんだけど、1cm当たりの経糸の本数を8本から5本に減らした結果、全体的にスカスカな印象はあるものの、これで織り図の通りなのよねぇ。糸と筬の選び方、難しい。

「石子と羽男」のゲストが梶原善さん! 善児~っ! エンディングが思いきり不穏で、あと2話しかないのにどうなっちゃうの? ぜひシリーズ2を希望したい。そのあとの A-Studio に登場した西島秀俊さんのトークも楽しかった。

そしてそのあと全米オープンのマレー対ベレッティーニ戦。マレーの地元ではないのに、マレーがいかに観客に愛されているかが分かるような雰囲気だった。残念ながら敗退してしまったけれど、マレーのプレイを観ていると胸が熱くなる。

そして明日は4回目のワクチン接種。ちょっとだけ不安。