まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

死刑にいたる病

今週は、月曜日にオペラ、火曜日は手織教室、水曜日は絵の教室で、金曜日はヨガスタジオが休館だから、今日だけが唯一ヨガに行ける日だったんだけど、参加したいプログラムがなかったこともあり、映画を観に行くことにした。

映画館のあるアリオに早めに行き、久しぶりに和カフェTsumugi でランチ。今まではカフェといえば上島珈琲店だったけれど、もう閉店しちゃったからね。こちらの和カフェはお茶がメインで、ランチにはブッダボウルなる不思議なメニューがあり、そこに興味を惹かれた。3種類の中から「月見アボカドと納豆のブッダボウル」をチョイス。ブッダボウルというのは多様な食材を盛り合わせた丼のことで、その見かけが仏陀のお腹に似ていることから、という説明なんだけど、仏陀のお腹ってこんな???

アボカドの向こうに、れんこんと鶏の梅和え、レッドキャベツとビーツのラペ、厚揚げときのこの煮浸しが隠れていて、アボカドを小さく割って卵もくずし、下のご飯に全体をよく混ぜて頂く。味も食感も多彩で美味しい。セットのドリンクは、5種類ある「べっぴん茶」の中から「バランス」の配合を選び、ポットで出てきて小さなカップに4杯分。

お冷とオシボリもお料理も配膳ロボットが運んできて、自分でテーブルに移す方式。お客が帰ったあとのテーブルにスタッフが配膳ロボットを呼び、下げた食器をトレイごと載せると、ロボットが厨房へと運んでいく。注文がタブレット形式でなく対面なのは、そこもタブレットにしてしまうと対話がなくなってしまうからかな。

食後に「江戸川乱歩名作選」を読み終えた。これも自選集で、ラストは「陰獣」。読み応えがあった。

さてお時間。映画館に移動し「死刑にいたる病」を観る。連続殺人犯を阿部サダヲ。上映前の予告でコメディを演じる姿とはまったく別人の怖さと闇はネットの評判どおり。ただ、爪を剥がしたり傷に指を差し込んで痛めつけたりと血みどろの場面も出てきて、ビジュアルの記憶ってなかなか消えてくれないので、そこはもう少しソフトな表現にしてほしかった。あそこまで直接的に見せつけなくても、残虐性は十分に伝わると思うから。そういう場面があるって事前にネットで知っていたら、観に行くのをためらったかも。CSI のような犯罪系のドラマでも、残虐な方法で殺された遺体の映像は出てくるけれど、殺す瞬間はナイフを振り下ろすところまでだったりと、それなりに配慮がされているように思う。今作のビジュアルは強烈過ぎて、今、思い出しても自分が痛めつけられたような感覚に陥る。心臓がキュッとするみたいな。

「MIU404」の九ちゃん以来の岡田健史や、普通のおばさんを普通に演じている中山美穂をはじめ、周囲の人々の心理にも興味がわいて原作を読みたくなり、帰りにキディランドに寄ったんだけど、閉店を3日後に控えあちこちの棚がスカスカで物寂しく、原作の文庫が見つからず、アリオから移動してツタヤで購入。キディランドの閉店は残念だけど、どうやらそのあとに紀伊國屋書店が入るらしい。アリオ側からは発表されていないけれど、紀伊國屋書店のほうがネットで夏に開店というニュースを載せている。それは朗報! 上島珈琲店のほうはあとにどんな店が入るのか、まだ未定みたい。

夜に録画で見た「特捜9」の被害者の顔に見覚えがあると思ったら、オンシアター自由劇場でおなじみだった真那湖敬二さん! おなつかしや~。