まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

あみぐるみ

手織教室の先生があみぐるみをたくさん作っていらして、できあがりの写真を見せて頂くたび、可愛いとは思うものの、これ以上、手を広げると大変なことになりそうなので控えていた。ところが、つい最近、見せて頂いたのはボディを編んで作ったあとに毛糸で植毛してからトリミングするタイプで、言わばあみぐるみと少し前に流行った「動物ぽんぽん」を組み合わせたような感じ。これがとんでもなく可愛らしくて、どうしても作ってみたくなり、軽い気持ちで資料のコピーをお願いしたら、手芸店でくれたりキットについてきたりするような見開きのレシピではなく、本から20数ページもコピーしてくださって、考えなしにお願いしてしまって申し訳なかった。

コピーを頂いたもとの本は、眞道美恵子さんの「抱っこしたくなるあみぐるみワンコ」で、基本形からそれぞれの特徴をつかんで発展させ、トイプードル、パピヨンポメラニアン、ヨークシャテリア、ビションフリーゼ、シュナウザーダックスフンド、チワワ、シーズーマルチーズの10犬種を作ることができる。手織の先生がお作りになったのは冒頭に記載されているトイプードルのおすわりポーズ。アルパの先生の愛犬もトイプードルなので、私もトイプードルにするつもりで、手織の先生のは茶色だったけど、アルパの先生の愛犬に合わせて白い毛糸を準備した。

まずは細編みでボディのパーツを作る。立ちポーズも可愛いなぁ、と思いながら編み進め、おすわりポーズと立ちポーズではパーツの形が違い、すでに編み終えたパーツはおすわりポーズのもので、立ちポーズに変更するには最初から編み直さないといけないことが分かり、結局おすわりポーズを作ることに。事前にちゃんと読まないから…。

編み終えたパーツに手芸用の綿を詰め、つなぎ合わせてボディが完成。いろんな角度から撮ってみる。ちょっとぐらい編み目が不揃いでも、植毛すれば隠れてしまうので大丈夫。パーツをバランスよく縫い付けるのにちょっと時間がかかったぐらいで、ここまではそれほど難しくはない。

さて、次はお楽しみの植毛。とじ針に2本の毛糸を通し、真ん中に針を持ってきて4本にした状態で、細編みの目にくぐらせて1巻きする形で植え込んでいく。ボディの場所ごとに長さが指定されていて、その長さになるようカットしながら、どんどん植えていく。前足ひとつ分だけ植毛するのにも結構時間がかかり、ボディ全体の植毛に何日もかかってしまった。今日はここまで、と中断する都度、机の上も服にも毛糸のモワモワがびっしりついてしまうので、ガムテープで取ってから床の掃除が欠かせない。

ひととおり植毛が終わると、丸裸だったのがモップちゃんに変わる。

次はいよいよトリミング、と思ったら、本物の犬のトリミングに使うスリッカーブラシのソフトタイプが必要だと。あらら。ペットショップに行けばあるんだろうけど、普段まったく行かない場所なので、アマゾンでポチッ。

スリッカーブラシは届いたものの、いざハサミを入れるとなると、ネットの特設サイトに掲載されている説明動画を見ても、なかなか勇気が出なくて、手織の先生に参考にしたいとお願いして、先生作の茶色いトイプーちゃんをお借りした。

意を決してハサミを入れ、トリミングスタート。動物ぽんぽんと違い、切りすぎたらその部分だけ植毛し直せばいいので、ちょっと気が楽だけど、できれば植毛し直すことなく進めたい。ビビリなのでちょっとずつちょっとずつカットしては、スリッカーブラシで毛糸をほぐし、またカットしてほぐす、その繰り返し。植毛している間以上のモワモワで机の上も服も床も大変な状態。

ひととおりトリミングを終え、目鼻のパーツを付けてみた。

うーん。先生作のトイプーちゃんは本の写真のとおりにクリンクリンの巻き毛なのに、私のはなぜかほぐしててもほぐしても巻き毛になってくれない。やり方が悪いのかしらん。心配になり、手織教室に持参し、先生に見て頂くと、毛糸の質によるんじゃないかと。撚りの強さ? ぱっと見じゃ分からないものねぇ。巻き毛じゃないせいか、トイプーというよりは、本に載ってるマルチーズの写真に近いような…。でももう別の毛糸でやり直す気力はないから仕方ないかぁ。

この状態で絵の教室に持って行ったら、「もふもふしたてざわりがたまらない~」と大好評。でも問題は、アルパの先生の愛犬にちゃんと似ているかどうかなのよねぇ。

というわけで、先生がネットにアップしていた愛犬の写真とあらためて見比べてみる。あみぐるみのほうはこんもりしすぎていて、耳の毛も長すぎる。さらにトリミングしてちょっとスリムになった最終形はこちら。

小さい写真だと違いが分かりにくいかしらん? 正面からの写真だけちょっと大きいサイズでのせてみる。

ね? だいぶスッキリ。ちょっと目と目が離れすぎかなぁ。

明日、アルパとニャンドゥティの展示をしている日野市の施設でイベントがあり、アルパの先生にお会いするのでプレゼントするつもり。ドキドキ。