まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

谷口ジロー展/絵の先生の個展

今日はお出かけ。2箇所をハシゴする予定で、2箇所とも初めての場所なので、グーグルマップで道順をチェック。

遠いほうから行くことにして、小田急線に直通する千代田線で千歳船橋へ。そこからバスで、と思ったら駅前にバス停がなく、しばしウロウロ。ずいぶんと離れたところにあったバス停に停まっていたのは小田急バスで、これじゃないなぁ、とキョロキョロしていたら、その後ろに京王バスが停まっていて、発車直前。ギリギリセーフ。

芦花恒春園というバス停で降り、そこから徒歩でほぼ一直線、のはずが…あれ? あれれ? スマホで現在位置を調べたら、方向音痴あるあるの「始点間違い」で横道に入ってしまっていた。グーグルマップのナビに従い軌道修正。それほど時間をロスすることなく世田谷文学館に到着。「谷口ジロー展」を観る。写真撮影OKで、撮影スポットとしてパネルも用意されていたり、漱石のいる座敷に靴を脱いで上がれるようになっていたりと、サービス精神旺盛な展示。緻密な描写のひとつひとつをじっくり鑑賞。

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「コレクション展」として、セタブンこと世田谷文学館が収集してきた資料の展示もあり、名だたる作家の書画、自筆の原稿、手紙、創作ノート、愛用の品などが所狭しと並ぶ中、躁鬱病だった北杜夫が鬱のときに奥さまへの文句を新聞紙にマジックでなぐり書きしたものがあって、氷を出しておいてくれなかったと怒っているんだけど、「愛してるなんて、口だけで、ぜんぜん世話をせんではないか!」と、なんとも微笑ましい。

販売コーナーではついつい谷口ジローさん関連書籍を3冊買ってしまった。

帰りは迷わず一直線でバス停に着き、千歳船橋から千代田線直通の小田急線で表参道へ。ギャラリーアルトンが南青山の奥まった路地裏から骨董通りに移転し、そのリニューアルオープン記念として、私たちの絵の先生の個展を開催中。年末の作品展では元気にハイハイして私たちをメロメロにした息子さんがまだもっと小さい赤ちゃんだった頃にうつぶせで寝ているところを描いた絵があり、もうねぇ、ずっと観ていたい。そう思いながらじっくり観ていたら、奥の部屋への扉の向こうから聞き覚えのある声が。あれ? 先生いらしてる? 思いがけずお会いできて嬉しかった。

帰る頃にはお腹が空いて、ガストで「トマトと2種のチーズの焼きリゾット」。食後には、帰りの電車で読み始めた「谷口ジロー 描くよろこび」の続きを読む。仕事部屋の様子が事細かに描かれていて、椅子はハーマンミラーアーロンチェア。私のと同じ!

帰宅後、テレビを付けたらカーリングの最終エンドで、スーパーショットでデンマークに逆転勝ち! すっごくいい瞬間に間に合って良かった。

ジャンプのラージヒルでは小林陵侑さんが銀メダル。フィギュアスケートアイスダンスの小松原ペアがフリーに進めなかったのは残念だけど、特に美里さんの表情が良かったなぁ。

そのあと、アマゾンプライムで「ディストラクション・ベイビーズ」を観た。柳楽優弥菅田将暉小松菜奈、村岡虹郎らの出演で、暴力シーンが満載。菅田くんが菜奈さんを殴る場面もあれば、車の事故で瀕死の状態になった菅田くんを菜奈さんが何度も蹴って息の根を止めてしまう場面もあり、この映画と同じ2006年に二人が強く惹かれ合う「溺れるナイフ」も公開されていて、他にもいくつかの作品を経て二人は今、夫婦というのがなんかもう、そうなるべくしてなったんだろうなぁ、みたいな。