まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織りのバッグ

先月の11日には、不覚にも歌舞伎座の優先予約の時刻に出遅れてしまった。また、絵の教室の作品展とかぶる日のチケットを取ってしまうという失敗もしたことがある。それらの反省を踏まえ、今日は万全の体制で臨み、会期前のチケットをスムーズに予約完了。よしよし。

髪がだいぶ伸びてきて、特にサイドがツンツンとはねるようになってきたので、美容院に予約を入れておいた。電話で予約しようとしたら「この番号は現在使われておりません」とのアナウンスが流れ、そういえば移転するって言ってたっけ、と思い出し、ネットで調べたところ、店ごと別の場所に移転したのではなく、もとの店は閉鎖し、既存の姉妹店と統合したとのこと。閉鎖された店舗とその姉妹店とは同じ駅の反対側で、グーグルマップで場所を確認してから、まずはサイゼリヤでブランチ。ランチメニューのなかかラ、ほうれん草のパスタ。食後には、図書館で借りた澁澤龍彦「高丘親王航海記」を読み耽る。近藤ようこさんの漫画全4巻の原作。漫画の絵を思い出しながら読み進め、原作の魅力を堪能。これはまた漫画のほうも読み直したくなっちゃうなぁ。

さて、予約の時間。ほぼ5ヶ月ぶりの美容院。もとの店舗よりこじんまりとしていて、スタッフの年齢層も格段に高い。私が今の担当さんに出会った町屋の店舗と雰囲気が似ている。あれはもう、30年くらい前? 約1時間でカット終了。スッキリ!

帰宅後、しばらく保留のままだったバッグ作り。本体になるベージュのフェイクレザーを最大限の幅で使いたい。そこで、手持ちの素材の中にほぼ同色の薄いレザー(フェイクレザーかも)があったので、本体はサイドを縫い付けるのではなく、内側に別のレザーを貼り付けることで袋状にした。持ち手はしっかりミシンで縫い付ける。これでバッグとしての形はできたので、あとは織地をかぶせるだけ。これも縫わずに貼るだけでいいんじゃ? 私のミスで短すぎた織地とポケットに使うつもりだった予備の織地を同色の糸ではぎ合わせ、薄い接着芯をアイロンで貼り付けてから、バッグの本体に重ねて長さを調整し、ぴったりフィットするように仮縫いをしてから筒状にはぎ合わせる。再び本体に重ねてフィットしていることを確認したあと、底の部分も同色の糸ではぎ、表地に裏返して本体に重ね、手芸用のボンドで貼り付け、バッグとしての形はできた。ここに、飾りとしてニャンドゥティを縫い付けるつもりが織地のインパクトが強くてドイリーは映えなかったので、手持ちのくるみブローチの中から7つを選び、裏の金具をはずして平らにしたものを並べ、これもボンドで貼り付け。こんな「なんちゃって方式」でいいのか? と思いつつ、ひとまず完成! 裏地のフェイクレザーに厚みと硬さがあるので、マチは裏地の角を折り曲げるだけで自在に調整できる。マチ無しでも使用可。市販の持ち手ともよくマッチしているし、A4サイズも余裕で対応できるバッグに仕上がってよかった。写真は、細めにマチを入れた状態。

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