訳文の見直しは外のカフェじゃないと集中できないという悪い癖があるんだけど、朝から雨だし、それもかなり降ってるし、それほどページ数も多くないから、珈琲を用意して自宅で見直し。
見直しが終わった訳文の修正も済ませて送信。やれやれ、とひと息着いて、何気なくスマホを手に取り、初めてメールの着信に気付いた。着信音、鳴ったかなぁ。どうも自宅にいるとスマホの存在を忘れてしまう。
翻訳の先輩で、八十代の半ばになる方が脚立から落ちて腰を骨折したという知らせ。なんてこと! 古巣のオフィスの先輩方と一緒に時々ご自宅に伺っていたのだけれど、時節柄、それもできなくなってご無沙汰が続き、つい先日、久しぶりに電話でお話したばかりだった。足の小指を骨折しただけでひどく不自由だったのに、腰だなんて。治るまで相当時間がかかりそうだし、ちょっと身体を動かすだけでとっても痛そう。すぐにでもお見舞いに伺いたいところなのに、これも時節柄で面会は禁止。ハガキを送るぐらいしかできないかなぁ。歯がゆい。
雨はいっこうにやまず、夕方以降には雷も鳴り響いた。春雷? ふきのとうの歌にあったなぁ。「春の雷に白い花が散り、桜、花吹雪、風に消えてゆく」… なつかしい。
夜にはMETの配信で「フェドーラ」を観る。初めて観る作品で、フェードラという表記もあるようなので、テレビで宣伝していた大竹しのぶの舞台「フェードル」のオペラ版かと思いきや、まったく別の話だった。1997年の舞台で、ミレッラ・フレーニのタイトルロールにプラシド・ドミンゴのロリス。この二人の歌唱が素晴らしく、聴き惚れてしまった。
海外ドラマの BULL も「ここは今から倫理です」も「その女、ジルバ」も今日で最終回。どれも楽しみにしていたから、来週から寂しくなるわー。
水曜日に作って自然乾燥させていた琥珀糖がだいぶいい感じになってきた。ムーミンのフードカバーが大活躍。