まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

長唄の会/油絵

天気予報によれば今日は最高気温が9度と寒いはずなのに、起きた時点でリビングの室温は20度を超えていた。昨日は外出せずにずっと自宅でエアコンを使っていたから、その余熱?

前回だったか前々回だったか、酵素風呂のスタッフに「中村屋さんの特別番組やっていましたね」と言われ、見逃してしまったのを残念に思っていたら、今日その再放送があって、2時間番組の後半だけを見た。屋外での連獅子。雨が降り出し、本降りの中、ビショビショの所作台の上で、雨に濡れて重くなった毛を振る。七之助が子獅子を演じるのは実に10年ぶりだという。それでも兄弟の振る毛は見事にシンクロして美しい軌跡を残す。これが中村屋の連獅子なのよねぇ。流石。

見終えて間もなく外出。夕べ出来上がったばかりのアンティーククロシェのラリエットとブローチのセットを昨日アップした写真と同じネイビーのハイネックに合わせ、ボトムスはこの時期ヘビロテのユニクロの暖パン。

千代田線と半蔵門線を乗り継いで三越前へ。お江戸日本橋亭で11月末に続く「長唄の会」。人通りの少ない日本橋で、イルミネーションが煌々と輝いていた。

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 お正月なのでおめでたい「七福神」で始まる。といってもこの長唄、恵比寿様しか出てこない。塩原庭村さんの唄に松永鉄九郎さん、弟子の鉄六さんの三味線に鳴物も入り、にぎやかに。そのあと「初春の箸休め」として、半田昌恵さんの唄に鉄六さん鉄七さんの三味線で、端唄の「梅は咲いたか」と「春雨」。そして最後は全員で「越後獅子」全曲。とこれでプログラムは終わりのはずが、お見送りの前に、と鉄九郎さんと庭村さんの「大薩摩」。合間に入る鉄九郎さんのお喋りがとにかく楽しく、ひとりでのトークはもちろん庭村さんとの掛け合いも楽しくて、メインは長唄なのに大いに笑わせてもらった。楽しかったー。

21時すぎに帰宅し、ふと気が向いて、柚子の油絵に手を入れる。1~2時間で終わると思って始めたのだけれど、夢中で描いているうちに時間を忘れ、あっという間の3時間余り。楽しいけど、難しい!