まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

月夜のファウスト

かろうじて年賀状を投函した以外、年末らしいことはなにもしていないまま、外出の予定が続く。今日は「ほぼ日の学校」プレオープンイベントで、串田和美さんの「月夜のファウスト」独り芝居バージョン。

会場となる神田ポートビルをネットで調べたら、グーグルマップで表示される外観の写真が古いみたいで、本当にこのビルで合っているのか不安が募り、神保町の駅から徒歩でほんの数分だから、方向音痴の私でもさすがに迷わないんじゃないかと思いつつも心配で、全席自由ということもあり、14時半開場のところ14時ちょっと前に到着。さすがに早すぎてしまった。

ほぼ日のスタッフさんが早くから出てきてあれこれ気遣ってくれて、ホカロンは辞退し、寒いからビルの中へどうぞ、というオファーはありがたく受け、列になって待ちながら、初対面の方々とも和気あいあいとお喋り。

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さあ開場。せっかく早く来たんだし、と正面の中央に陣取る。時節柄、密にならないように配慮して並べられた席数は50(プラス関係者席)。「ほぼ日の学校」の学校長である河野さんがご挨拶している間、ドアの向こうに串田さんのお姿が。ワクワク。

串田さんはブルーのシャツ、ブラウンで赤いラインの入ったズボンにカーキ色のコート、黒い帽子で、とてもゆるやかでらくちんそうなコーディネート。太鼓やハーモニカ、チーンとなる鐘、鉄筋やオルゴールなどが置かれていて、それを自在に操りながら、串田さんの優しい声で、まずは上演の経緯やご自分の幼少時代の思い出などのお話から、ごく自然な流れで物語に入っていく。

「月夜のファウスト」は、ゲーテの「ファウスト」をもとにしていて、オペラでもよく上演される人気作。でも共通しているのは物語の骨子だけで、まったくのオリジナル。優しい世界が展開される。串田さんのくるくる変わる表情にも惹き込まれ、あっという間の1時間半余り。楽しかったー。

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夕食は自宅でと思っていたのだけれど、帰りにアリオに寄り、ちょこっと買い物しているうちにお腹が空いてきて、まぁいいか、とフードコートでローストビーフ丼&わかめスープ。 お肉の山の上でプルプルしている卵を割ると、マグマのように黄身が流れ出る。それをタレと一緒にローストビーフにまぶし、ご飯と一緒にかきこむ。初めての食感。これはクセになるかもしれない。美味しい~。

帰宅後、全日本フィギュアの女子フリー。坂本さんが会心の演技で力強いガッツポーズ。でもそのあとの紀平さんは4回転サルコートリプルアクセルの両方を成功させてしまった。女子もいよいよ4回転の時代が始まったのねぇ。

そのあと、ふかわりょうさんがインスタライブという形で朗読会。優しい時間。スケートとこの朗読会の間にまたアンティーククロシェを編み進め、ネット編みの部分が終わり、いよいよ模様に入る。明日の待ち時間のために始めたのに、ちょっと力を入れすぎちゃったかな。