ようやく織り上げたスカーフは、ネイビーと白の2色で、ネイビーのほうが藍を使っていたら色落ちするんじゃないかと心配だった。以前、同じ店で買った糸でヘリンボーンのスカーフを織ったとき、湯通しの際にやさしく押し洗いしたあと、いつもどおりしばらくつけ置きしておいたら、その間に落ちた色が不自然に定着し、まだらなシミのようになってしまい、せっかくのヘリンボーンが台無しになった。それで今回は、流しにお湯をためたあと、つけ置きにはせず、押し洗いする間もお湯を出し続けて流しながら洗うようにしたんだけど、それでもみるみるうちにお湯の色が変わり、白糸に色が移ってしまった。ヘリンボーンのときとは違い、まだらにはならず、全体的に水色になったのは不幸中の幸い。とはいえ、この方法でも藍の色が他の糸に移るのを避けられないとしたら、どうしたらいいんだろう。
ネイビーの部分のグラデーションはキレイに出たし、水色に変わった部分とのコントラストも強いから、最初からこういう色だと思えばそれなりにキレイだし、湯通し後は手ざわりもソフトになったので、巻いた感じも悪くない。それでもやっぱり、最初は白糸が上の写真の背景と同じくらい真っ白だったことを思うと、なんだかねぇ。
撚りのない糸なので、端糸は、ねじって結ぶ「ねじねじキュッ」でなく4つ編みにした。スベスベで糸端ギリギリで結ぶことができず、結び目に長い尻尾ができてしまった。それがボサボサのままだから、そろえてカットしないと。
男子シングルスの準決勝がものすごく面白かった。まずナダル対シュワルツマン。どちらもボールに食らいついて拾いまくるタイプだから、ひとつひとつのラリーが長く、目が離せない。シュワルツマンも何度となくスーパープレイを繰り出すものの、要所要所でポイントを奪うのはナダル。その結果、息詰まる接戦のように感じたのに、ナダルのストレート勝ち。対してジョコビッチとチチパスの試合は、ジョコビッチが2セット連取して圧勝かと思いきや、チチパスが続く2セットを取り返し、ファイナルセットにもつれ込んだ。でも追い込まれるほどに強さを発揮するのがジョコビッチ。チチパスに疲れも見え、ファイナルセットは6-1と大差がついた。今大会は若手の台頭が話題になっていたのに、最終的に決勝に進むのはナダルとジョコビッチ。若手にとっては、ものすごく高い壁なんだろうなぁ。