8月最後の日曜日。エアコン嫌いだったのに、今年1月に買い替えた新しいエアコンが優秀で、この夏はとても快適に過ごすことができている。電気代は心配だけど、昨夏までは、エアコンを入れれば冷えすぎて、オフにすれば暑くなり、エアコンを入れて厚着をしたりと面倒だったことを思えば、この快適さのためにある程度、費用がかさむのは仕方がないと思える。
風があれば窓を開けて、と思うけれど、換気のために窓を開けてもほぼ無風だし、多少カーテンが揺れるとしても、入り込んでくる空気の塊に涼しさはなく、もわっとした熱気ばかり。夏の暑さがどんどん厳しくなりつつあって、これまでの季節感とか季節に対する経験値のようなものが通用しなくなっている。これから先、一体どうなってしまうのかしらねぇ。
そんな今日は自宅にこもり、チクチク。今月22日に仕上がったドイリーと同じ型紙で、まったく違う配色を目指している。まず、前回はシルバー1色でまとめたアーモンド型のテープの部分からスタート。土台の糸をネイビーにして、色が変わるスパンが短いグラデーションのシリーズのうち、ピンクやライトブルーの入った明るい色の糸で、三重の鎖のような模様を入れてみる。
アーモンド型の両端、テープの折返しに当たる部分にひし形ができる。前回はこのひし形を無視して、無理やり上下のテープをつなげるように模様で埋めた。でも今回の鎖模様は方向性があり、上のテープと下のテープで逆方向に模様を進めるとして、ひし形の部分で2本のテープをつなぐのは難しそうなので、ひし形の部分を独立させ、別の模様を入れるつもりで、その部分は土台の糸をエンジ色にしてみた。
ところが、参考にした本の説明どおりにすると、最初の鎖は3分の2ぐらいしか入らず、鎖の頭(というか、弧の部分)を切り取った状態になってしまう。それがどうにも気に入らなくて、ひし形の部分まではみ出すようにすれば鎖の頭も入るはず、と思いつき、やってみたら、ちゃんと入った。となると、今度は鎖の途中で土台の色が変わってしまうのが気に入らない。それで結局、ひし形の部分の土台をすべてほどいてやり直し。
方針が決まるまで、毎回、何度もやり直すことになっちゃうのよねぇ。これはニャンドゥティも手織りも同じ。気になる点を改善できる方法を思いつくと、どうしてもやってみないと気が済まない。その結果、ほどいてやり直したのにまたもとのやり方に戻すことになる場合もあったりして、まさに「3歩進んで2歩下がる」みたいな状況に陥ってしまうのだけれど、こればっかりは性分だからしょうがないのよねぇ。
下の写真は、バス停近くのお庭で見つけたひょうたん。歌舞伎ではよく、飴色になったひょうたんがお酒の容器として用いられる。このお宅では、このひょうたん、どうするのかしら。