今日は自宅にこもって手織に専念。スウェディッシュレース織り。
夕方には織りながらMETの配信を鑑賞。1983年の「エルナーニ」。ライブビューイングで一度観たことがあるものの、ヴェルディの作品の中ではマイナーと言っていいんじゃないかしらん。ウィキペディアには、「イル・トロヴァトーレ」「運命の力」と並んで「三大荒唐無稽オペラ」と揶揄されることもあると書かれているのだけれど、他の2つの作品についてはウィキペディアにそんな記載はないのが面白い。
たしかに荒唐無稽ではあるのだけれど、それでも音楽とキャストの歌唱で観客を魅了するのがオペラの醍醐味であって、ストーリーそのものは二の次。実際、ルチアーノ・パヴァロッティのエルナーニのみならず、レオーナ・ミッチェルのエルヴィーラ、ルッジェロ・ライモンディのシルヴァ、シェリル・ミリンズの国王カルロのいずれも素晴らしく、それぞれがアリアを歌い上げるたびに観客は熱狂し、拍手が鳴り止まない。
日付が変わる直前に最後まで織り終えた。ABCと3通りの模様をABACABACAと、基本のAでBとCの間をつなぐ形で、それぞれ約20cm幅ずつ並べたところ、最後のAは経糸がもうギリギリというところまで織っても若干、20cmには足りなかった。最後に平織りを入れて織り終え、織り機からはずそうとして、最初には平織りを入れ忘れていたことに気付き、毛糸針でチクチク縫うような形であとから無理やり平織りを挿入。仕上げの際にきれいに調整できなかったら、その部分をはずしてしまうつもり。
織っている間、硬い手触りになってしまいそうで心配だったんだけど、いざ織り機からはずしてみたらそうでもないのでひと安心。
そんな今日の写真は、バス停の近くに咲いていた朝顔。