まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

アグリッピーナ

出かける前にベックスでモーニング。お気に入りのミネストローネ・プレートがメニューからなくなっていてガッカリ。仕方なくハムとコールスローのトーストサンド。

東銀座の東劇へ。「ポーギーとベス」に続くメトロポリタン・オペラのライブビューイング、ヘンデルの「アグリッピーナ」。史実をもとにした作品で、タイトルロールは暴君ネロの母親。

皇帝の後継者をめぐる権力闘争の物語を現代に舞台を移すことで普遍化している。いわば超大企業の社長が自分のポストを優秀な人材に譲ろうとするのを阻止し、自分の連れ子を社長にするため、社長の後妻があれこれ画策する物語。

後継者に指名された優秀な人材オットーネカウンターテナーのイェスティン・デイヴィーズ。彼と相思相愛でありながら皇帝クラウディオからも連れ子のネローネからも求愛される美女ポッペアを演じるブレンダ・レイは、これがMETデビューと思えない堂々とした歌いぶりで、表情豊かで場面によって別人のような変貌を見せる。マシュー・ローズのクラウディオは、どこかとぼけたような愛嬌もありながら、皇帝としての貫禄も十分。ネローネ役のケイト・リンジーは、「ナクソス島のアリアドネ」の作曲家などのズボン役から、男性から女性に変わってしまう「オルランド」のタイトルロールではコムデギャルソンの華麗な衣装をフェミニンに着こなしていたのが今回は短髪の不良少年で、幕間のインタビューでは、普段の自分と変わりすぎてスマホの顔認証で認識されないと茶目っ気たっぷりに語っていた。ドラッグでトリップしながら歌う場面はアクロバットのような振り付けもあり、動きがキレッキレ。ブレンダもケイトも超絶技巧を要求されるコロラトゥーラを駆使して喝采を浴び、ジョイス・ディドナートアグリッピーナがさらにその上を行く。ブラボー!!

帰りは北千住で途中下車。マルイのグリーングリルで遅すぎるランチ。お肉のメニューにも惹かれたけれど、せっかく野菜の美味しいお店なので15種類の野菜のグリルにしてみた。

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昨日の2つめのスウェディッシュレース織りとこのお料理の写真の2枚だけ、なぜかサイズの設定がおかしくなっていて、こんな横長の写真になってしまった。

最初に食べたのはさつまいも。ねっとりした甘さにビックリ。他の野菜もそれぞれにとても美味しかった。グリルするだけなら自宅でも、と思わないでもないけれど、これだけの種類をちょっとずつ買ったら、ひとりだと使い切るのが大変だし、かえって高くついちゃうからねぇ。

そのあとスタバに寄り、気になっていた「コールドブリューコーヒー フローズンレモネード」。コーヒーの苦味とレモネードの爽やかな酸味、はちみつの抑えめの甘さがとってもいいマッチング。冷房が入り始めると冷たい飲み物はNGになってしまうから、今のうちだけ。