まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

予定外

9時半からの酵素風呂に自転車で行くかバスで行くか迷い、どこかでオペラ鑑賞ノートの記入の続きをしたかったので、駐輪場に停めておくと時間が気になってしまいそう、とバスで出かけた。バスに乗るのは久しぶり。運転席がビニールシートで仕切られていた。

自宅や外出中に暑いと不快なのに、米ぬかに覆われた状態での暑さがことのほか気持ちいいのはなぜかしらねぇ。気持ちよく発汗。この繰り返しが真夏の冷房と戦うための準備。

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タリーズに寄り、身体を冷やさないようにホットコーヒー。暑くなってきたから、隣りの共用スペースではサーティーワンのアイスを楽しむ人がちらほら。

しばらくオペラ鑑賞ノートの記入を進め、お腹が空いてきたところでサイゼリヤに移動してキーマカレーのランチ。そのあとまた記入タイムで、通し番号105までひととおり終わった。ふぅ。

帰宅後、ウィーン国立歌劇場から演奏会形式の配信を2つ。まず初めは、トマース・コニエチュニーのソロリサイタル。続いて「室内楽の夕べ」。日記をアップする間のBGMとしては贅沢すぎるよねぇ。

2つとも鑑賞し終えたところで、1時間近く前にクライアントからメールが届いていたことに気づく。鑑賞中はメール画面を観ないし、スマホもバッグに入れたままだった。いかんいかん。

古巣のオフィスからで、セキュリティ強化のためになるべく外注に出さない方針に変わったときいていたので意外だったけど、定期的に内容が更新される書類の修正作業で、これまで私がずっと手掛けてきた案件だから例外らしい。すぐにゴーサインが出て受注決定。ありがたいわー。

とはいえ、METの配信「ヴェルサイユの幽霊」が明日の早朝7時半までで、今まで観たことがない作品だし、1992年1月の貴重な映像。これは絶対に観たい!

というわけで、せっかく来た仕事をちょっとだけ先送り。レヴァインがジョン・コリリアーノに委嘱した作品だそうで、フランス革命でギロチン刑となったマリー・アントワネットが自らの無残な最期を嘆いていると、劇作家のボーマルシェが自作のオペラの中で彼女の運命を変えようと、フランス貴族の幽霊たちのためにオペラを上演。そのオペラは「フィガロの結婚」から20年後の世界で、ロジーナとケルビーノの間には息子が、ロジーナの夫である伯爵も別の女性との間に娘がいて、その息子と娘が相思相愛という奇想天外なストーリー。ルイ14世が妻のアントワネットとボーマルシェの親密さに腹を立て、決闘でとどめを刺してみたものの、互いに幽霊だからもう死にようがないというオチがあったり、トルコ大使館でのレセプションの場面では巨大な人形が登場し、歌姫のコミカルな歌が大ウケだったりする一方、民衆を煽って貴族を糾弾しようとするペジャールスの「悪」の魅力も光る。オペラの登場人物たちがアントワネットを助けようとする中、彼女は自らの運命を受け入れ、ボーマルシェの愛を受け入れ、あの世で結ばれようと誓い合う二人。ロジーナ役のルネ・フレミング以外に知ってる名前がひとつもなかったんだけど、面白かった!

観終えたあとに仕事をスタート。日付が変わるギリギリあたり。