ホットヨガを再開してから3回めのレッスン。ボディバランスヨガ。参加者は9人で、その3分の1が男性と、珍しく男性が多め。25~26人の満員時でも2~3人ということがほとんどだったから。ヨガの呼吸は基本的に細く長くなのに、男性のひとりがやたらと荒い息で、まるで筋トレしているみたいに激しい呼吸の音。ただ本人もその自覚があるのか、ひとり1本ずつ渡される消毒液のスプレーで時折り自分の回りにシュッシュッ。消毒液ってこんな使い方もあるのねー、と変な感心をしてしまった。
昨日ロフトでほぼ日手帳の分冊版を購入したあと、フライパンも買ってきた。というのは、もうずいぶん長いことティファールの取っ手をはずせるシリーズの一式を愛用していて、中華鍋の出番が一番多く、フライパンはあまり使ってこなかったんだけど、久しぶりに餃子を焼いてみようとしたら焦げ付きまくりで、油を多めにしたり火加減を調整したりと何度かやってみたんだけど、どうしても焼き面がこびりついてしまう。使用頻度が低いものから先に劣化するなんてあるかなぁ? と不思議に思いつつ、とりあえず買い替えてみようかと。
ヨーカドーの売場でもフライパンの種類がたくさんあって迷った末に、収納を考え、結局ティファールをチョイス。でね、その新しいフライパンで早速、餃子を焼いてみたところ、まったく焦げ付くことなく、難なくきれいな羽つき餃子ができた! やっぱりフライパンのせいだったのねぇ。何年も経ってから買い替えても、同じ取っ手で使い回しができるのはありがたい。
お腹がいっぱいになったところで、ウィーン国立歌劇場のオペラ「アドリアーナ・ルクヴール」を観る。MET版と同じデイビッド・マクヴィカーの演出で、MET版ではアンナ・ネトレプコが演じていたタイトルロールをウィーン版ではアンジェラ・ゲオルギュー。彼女と相思相愛のマウリツィオは政治的な目的のためにブイヨン公妃に近づいているが、公妃のほうは彼を愛し、恋敵のアドリアーナを毒殺してしまう。実在の女優がモデルで、ザクセン伯をめぐる三角関係の末に公爵夫人に毒殺されたと噂されたものの、実際はその死亡時にはザクセン伯との関係は終わっていて、死因も毒殺などではなく、もともと病弱だったために病死あるいは自然死と言われているとのこと。その事実をねじ曲げて、公妃は夫のある身でありながら、しかもマウリツィオと二人でいるところへ夫が帰ってきた際にアドリアーナの助けを借りていながら、その彼女を毒殺するという酷い女性に描かれてしまったのね。気の毒だわー。その公妃を演じるエカテリーナ・ツィトコーワは、「ルサルカ」や「ドン・カルロ」でも恋敵、いわばヒールの役で、それがピッタリハマるのは、強い目ヂカラのせいかしらん。他に、マッシモ・ジョルダーノのマウリツィオ、アレクサンドルー・モイシウクの公爵、密かにアドリアーナを愛するミショネを「アンドレア・シェニエ」のジェラール役が記憶に新しいロベルト・フロンターリ。アドリアーナも公妃にいいようにされるだけでなく、公爵邸での夜会に招待されて演技を披露する際、夫を裏切った女性を糾弾する場面を演じてみせる。公妃がそれを自分への侮辱と受け取ったために殺されてしまうのだけれど、この劇中劇の場面が圧巻。