まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

筋肉痛

昨日の額の運搬で、左上腕部に筋肉痛。左肩から身体の右側へとバッグを斜めがけにしていたせいか、右腕で持つときは腕を伸ばした状態でも引きずらずに運べたのだけれど、左腕は常に曲げて持ち上げながら運んでいたため、負担が大きかったみたい。左腕を伸ばしていても曲げていても痛ーい。

昨日、METの配信しか視聴できなかった上に、ウィーン国立歌劇場の通常の配信に時間帯が違う「子供のためのオペラ」シリーズが重なった結果、3つの作品を今日中に観ないと配信期限に間に合わないという事態になってしまった。

まず1つめは、2019年2月の「イドメネオ」。MET版はライブビューイングで観たことがあるけれど、ウィーン版の配信は初めて。まず冒頭で、イーリアらトロイアの捕虜たちが天井から縄で吊り下げられていて、ビジュアルなインパクトが強い。イーリアのプリーツたっぷりの衣装が美しかった。MET版はハッピーエンドだったのに、ウィーン版ではラストでポセイドンの像が崩壊し、イドメネオが亡霊たちにまとわりつかれ、不穏な雰囲気。トマーシュ・ネトピル指揮、カスパー・ホルテン演出で、ベルンハルト・リヒターのイドメネオ、レイチェル・フレンケルのイダマンテ、ヴァレンティナ・ナフォルニツァのイーリア、イリーナ・ルングのエレットラ。「トロイアの人々」がまだ記憶に新しく、オペラを通じて歴史に触れているような。

2つめは、子供のためのオペラ「パッチワーク」。ウィーン国立歌劇場からの委嘱で制作された新しい作品で、約1時間の短い舞台なんだけど、字幕がなく、これまでの「子供のためのオペラ」シリーズと違い、特に何か起こるわけでもない日常生活を描いているので、余計に理解が難しい。1男2女の子供とシングルマザーの家に元夫らしい男性が時折り訪ねてくるものの、元夫婦の間はぎこちなく、隣には父と息子の二人が住んでいて、シングルマザーとシングルファーザーとが親密になり、元夫も最後には新しい妻と赤ん坊を連れてきて、みんな笑顔でハッピーエンド、みたいな感じ。多分。シングルマザーを演じるのは、アリオダンテや「ばらの騎士」のオクタヴィアンとズボン役が続いていたステファニー・ハウツィール。シングルファーザーのほうはもうすっかりおなじみのクレメンス・ウンターライナー。子どもたちが表情豊かで、歌詞は理解できなくても楽しかった。

立て続けに3つめ。これも初めての配信となる「アラベッラ」。METのライブビューイングで上映されたこともないんだけど、たしか音楽祭かなにかのをテレビで観たことがあるような。

アラベッラの妹ズデンカは小さい頃から男の子の格好をしていて、姉に夢中なマッテオを愛していながら、マッテオの前では男性として振る舞い、マッテオの恋を応援しようと必死で、とっても健気。3人の求婚者がいてもその気になれないアラベッラは新たに登場する4人めと、そしてズデンカも最終的にマッテオと、ハッピーエンドで終わるリヒャルト・シュトラウスのオシャレな恋物語。タイトルロールのアンネ・シュヴァーネヴィルムスは、「フィデリオ」のレオノーレが記憶に新しく、勇敢なレオノーレより倦怠感を漂わせるアラベッラのほうが声質に合っているかも。イレアナ・トンカのズデンカ、ヘルベルト・リッペルトのマッテオ、そして4人めの男マンドリカを「ニーベルングの指輪」4部作にほぼ出ずっぱりだったトマース・コニエチュニー。

イドメネオもアラベッラも約3時間だったので、合計約7時間。同じ3本立てでも、ほぼ半日に及んだ前回よりはだいぶ短く、日曜日のルーティーン、まる子の時間に間に合った。もっとも、まる子もサザエさんも今は収録ができず、再放送なんだけど。

観ながらチクチク。5つの丸いモチーフで囲まれた中心に5色の花びらを入れ、丸いモチーフ1つの外側のテープ部分もカラフルにしてみた。

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筋肉痛が治らない~!