まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

観たり描いたり

今日のウィーン国立歌劇場の配信は、リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ「ナクソス島のアリアドネ」。昨年10月にも同じ演出の公演がライブ配信されていて、ヨハン・シュメッケンベッカーの音楽教師とダニエラ・ファリーのツェルビネッタは今回も同じ。前回はツェルビネッタの一座の面々や3人の精霊にまではあまり目が行かなかったんだけど、その後かなりの数の作品を観るうちに顔と名前がすぐに一致する歌手が増えてきて、今回配信された2014年10月の公演には、アダム・プラチェッカ、カルロス・オスナ、パク・ヨンミン、ヴァレンチナ・ナフォルニツァ、レイチェル・フレンケル、オルガ・ベズメルトナなどがずらり。そして今回の作曲家は、つい最近配信された「ウェルテル」でシャルロットを演じていたソフィー・コッホ。ソプラノ歌手はソイレ・イソコスキー、テノール歌手はヨハン・ボータで、彼はその後、この作品の来日公演に出演が予定されていながらその直前に急逝してしまった。すでに発売済だったS席のチケットは63,000円もしたそうだから、こうして自宅で観る音ができるなんて本当に贅沢よねぇ。

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観終えた後、斎藤さんの OTTAVA Andante を聴いていたのだけれど、途中で他の時間帯に放送されている番組が入る間に、ニャンドゥティの型紙を拡大コピーしにコンビニへ。別の人がコピー機を使っていて、その人が終わって私がわずか2枚コピーする間に、3人も並んでいてビックリ。大きな木枠にすでに布地を貼ってあるんだけど、まだ日に何回かずつタコ糸のゆるみをとっているところ。

帰宅後、ハナミズキの絵の続きを描きながら、WOWOW大林宣彦監督の「その日のまえに」を見た。永作博美さんがナンちゃんの妻で、2人の男の子を残して病気で亡くなってしまうのだけれど、芸能界を引退してしまった宝生舞さんや、すでに故人の峰岸徹さん、今井雅之さんも出ていて、いろんな意味で感慨深かった。

ハナミズキの絵は、背景の点描もどきの部分に使った色を花びらの影の部分に差し入れるといいと先生からアドバイスを頂き、それを試してみるつもりだたのに、点描の点と花や枝の輪郭線との間に微妙な隙間があるのが気になり、そこを埋めるところから始め、なんやかやで結局、背景全体に点を重ねてしまったので、そのあといざ花びらを、と思ったら、細かい部分を塗るのに筆を支えるためにキャンバスにちょっと指を置きたくても、背景を塗ったばかりなのでさわることができず、順番を間違えたわー、と後悔。なので今日はここまで (^^)