まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

フィデリオ

時々ヨガマットの上で軽くストレッチをしたり、立ち上がって腰を回したり腕を回して肩をほぐしたりしてはいるものの、普段以上にパソコンの前に座りっぱなしだから身体がガチガチで、朝起きてすぐにマッサージチェアで2コース。

そのあとウィーン国立歌劇場のオペラ「フィデリオ」。ベートーヴェンが完成させた唯一のオペラ。今年2月にはその初稿版「レオノーレ」が配信され、レオノーレの分身が登場する演出の意図がよく分からなかった。今年はベートーヴェン生誕250周年で、中止になってしまったラ・フォル・ジュルネベートーヴェンがテーマだったのよねぇ。

オットー・シェンクの演出はオーソドックスで、観ながら頭の中に疑問符が何度も浮かんだ「レオノーレ」と違い、安心して観ていられる。アンネ・シュヴァーネヴィルムスのレオノーレ、ブランドン・ヨヴァノヴィチのフロレスタン、ヴォルフガング・バンクルのロッコにチェン・レイスのマルツェリーネ、マイケル・ローレンツのヤキーノにクレメンス・ウンターライナーのドン・フェルナンド、そして敵役にピッタリなトーマス・ヨハネスマイヤーのピツァロ。

間奏曲だけでもウィーンフィルの演奏会として単独で成り立つぐらい素晴らしく、聴き応え十分。さすがベートーヴェン。1814年の初演時には、すでに難聴が始まっていたベートーヴェンが自ら指揮をして、若き日のシューベルトが教科書を売り払ってチケット代を捻出し、聴きに訪れたという(ウィキペディア)。ラ・フォル・ジュルネ以外にも世界各地で多くの演奏会でフィーチャーされるはずだったベートーヴェン・イヤーに思いを馳せながら鑑賞。

観終えてひと息ついたところで斎藤さんの OTTAVA Andante が始まるというちょうどいいタイミング。

白菜が高値なのは、外出自粛で自宅での夕食に鍋の具材として需要が急増しているせいだろうとニュースで言ってたけど、鍋の具材は他にもいろいろあるのに、白菜だけやたらと高い気がするのよね。4分の1で200円超えてることもあるんだもん。と言いつつ、今日も鍋。

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