まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

オペラ/シャトレーゼ

図書館のあと買い物を済ませて帰宅。夕方にも緊急事態宣言が出るという状況だったので、また買い占めが起きていたりするんだろうかと懸念していたのだけれど、まだ時間が早かったせいもあるのか、ヨーカドーの食品売場はいたって普通。スタッフも昼休みの時間帯で稼働しているレジの台数が少なかったため、長い列ができてはいたものの、特定の棚がガラガラということもなく、特に買い占めをしている人も見かけなかった。今だけかしらねぇ。

帰宅後、ウィーン国立歌劇場の配信22作め「ラ・ボエーム」を観る。ゼフィレッリ演出が見事すぎて、過去3回のMETライブビューイングも去年12月のウィーン国立歌劇場の公演も同じ演出。だからサラッと観ればいいや、とチクチクしながら観ていたのだけれど、死を前に恋人のもとに戻ってきたミミが「独りにしないで」と歌うところでいつも以上にグッときて、彼女の最期の場面では涙が出そうになった。今までこの作品でこんなに感じ入ったことないんだけどなぁ。何がいつもと違ったんだろう。作品について違いがあるとしたら配役だけなのに、どうもそのせいじゃないような気がするのよね。アニタ・ハルティヒのミミ、シャホウ・ジンシュのロドルフォ、フランチェスカ・ドットのムゼッタ、ハヴィエル・アレーのマルチェロ他で、指揮はサーシャ・ゲッツェル。

観終えたあと、いよいよ緊急事態宣言が出て、テレビはそのニュースでいっぱいになってしまった。大切なニュースであることは間違いない。でもねぇ、なんだかもう心が受け付けない。見たくない。それで結局、ウィーン国立歌劇場の配信23作め「夏の夜の夢」は視聴済みで記憶にも新しいからパスするつもりだったのに、また観てしまった。

そしてそうこうしている間に松竹から、まず4月14日までの休演が決まっていた四月大歌舞伎の全休が発表され、さらに5月から7月まで予定されていた海老蔵團十郎襲名披露公演の延期が発表になった。5月分は明日から特別会員の予約がスタートというタイミングでの緊急事態宣言だからねぇ。

結果的に良かったと思う。もう何も心配がなくなったときに晴れやかにお祝いしたいから。

そんな今日のおやつはシャトレーゼ

f:id:maru99:20200407142354j:plain
f:id:maru99:20200407195308j:plain

ラ・ボエーム」を観ながら食べたのが写真左の「樽出し生ワインのジェラート赤」。初めて買ってみたんだけど、これ、すごい。ジェラートとなっているけど実際はとてもなめらかなクリーム。ワインの風味が素晴らしい。今まで食べたアイスの中で一番好きかも。

右の「レンゲはちみつ入り とろける生クリームヨーグルト」は「夏の夜の夢」を観終えたあとで、冷凍ブルーベリーをたっぷりのせて。これも美味しい。シャトレーゼ、すごいわー。

そういえば、とMETライブビューイングのサイトを見たら、東劇も明日から休館で、上映中の「ポーギーとベス」もその次の「アグリッピーナ」も「後日改めてご鑑賞いただける機会を検討させていただきます」と。よかったー!!