GWの恒例行事となっていたクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」も中止の決定が出て、先行販売で取得済みだったチケット2枚の払い戻し手続に関する連絡が来たんだけど、クレジットカードで決済したのに払い戻しは郵便振替のみとのこと。今どき? と驚きながらニュースサイトを開くと、志村けんさんの訃報。さらなる驚き。コロナウイルスの脅威の深刻さ、現実味がひしひしと…。ドリフターズの全員集合は当時、モンスター級の人気番組だったよね。その後のカトちゃんケンちゃんも見ていたなぁ。ただただ、合掌。
ざわざわと落ち着かない気持ちのまま、もうほとんど日課のように、ウィーン国立歌劇場の配信15作め。グノーの「ロミオとジュリエット」。これまで観てきた限りでは、メトロポリタン・オペラに比べてウィーン国立歌劇場のほうがオーソドックスな演出が多い印象だったんだけど、この作品はその逆。本来は16世紀の設定を現代に移し、冒頭の仮面舞踏会の場面もさながらどこかのクラブのよう。それでも悲恋の代名詞のような2人の物語が色褪せることはなく、ファン・ディエゴ・フローレスのロミオにアイーダ・ガリッフィーナのジュリエットという素晴らしい配役に加え、プラシド・ドミンゴの指揮となれば、カーテンコールが延々と続くのも納得。
観ながらチクチク。5つの丸いモチーフの3つめまで終わり、照明にかざしてシルエットを撮影してみた。
さてさて、あと2つはどんな模様にしようかしらねぇ…。