あちこちでイベントが中止になる中、私たちの作品展はもう後半戦なので続行中。ギャラリーに向かう地下鉄もいつもどおりに混雑していて、イベント中止も休校も対策としては中途半端なように思える。感染予防というよりは花粉症対策としてメガネとマスクをして、ギャラリーに着いたら即、念入りに手を洗うようにしているけども。
昨日いらしたお客様から、この作品展が何回めの開催になるのか案内ハガキに明記したほうがいいという提案があり、私も I さんも何回めなのか即答できなかったので、このブログの記事をたどって調べてみたら、私が初めて参加したのは2度めの「彩々会展」で、2003年11月。その後、今は厦門にいるT先生に教えて頂くことになり、「水と油の彩り」と題して大泉学園の画廊茶房「節」で開催したのが2008年の4月。今のギャラリーに場所を移し、「水と油の4人展」の記念すべき第1回が2010年7月だった。その後、2013年1月は「5人展」になり、2014年5月、2015年9月、2017年2月と回を重ね、2018年6月にはまた「4人展」に戻り、7回めが今の「3人+1人展」。
今日は手織教室の皆さんがいらしてくださり、亡くなったメンバーの重篤な検査結果の連絡を受けたのがまさに前回の作品展からの帰り道だったこと、今回も販売している「くるみブローチ」のパーツを教えてくれたのがそのメンバーだったことなど、思い出話にしみじみ。
頂いたムーミンのチョコレートの可愛らしいこと!
午後にいらしたお客様はアルゼンチンのご出身で、パラグアイは隣国なのでニャンドゥティのこともよくご存知。自宅にも飾ってあるしブラウスなどもお持ちとのこと。「でもパラグアイのニャンドゥティよりこっちのほうがずっと繊細でキレイ」と言ってくださって、ニャンドゥティのくるみブローチを2つお買い上げ。その2つとも自分としては結構凝ったつもりの模様のものだったので、それを選んでもらえたことが嬉しかった。
そのあとのお客様ともそれぞれにゆったりとした時間を過ごし、最後にいらしたのは I さんのお客様で2人とも中国の方。そのうち1人はこれから帰国予定で、帰国後には14日間の隔離が待っているものの、仕事の都合で帰らざるを得ないとのことだった。時間になったのでギャラリーを閉め、夕食をご一緒したのだけれど、中国では今、数人が集まって話をするときには全員がマスク着用なのは言うまでもなく、会食は厳禁。自国の状況に比べて日本はのんびりしすぎているように感じると。そもそも初期の対応が遅すぎた、と言っていらした。今後2週間が拡大か終息かの岐路だと言われているけれど、一体どうなってしまうのか…。
さあ、作品展は残り2日。見積もり依頼のあった2件はどちらも連絡待ちのままだけれど、今日また別のクライアントから見積り依頼があり、こちらはすぐにゴーサインが出た。銀行からも未記帳分合算の明細が用意できたと連絡があった。作品展の終了後も忙しくなりそう。