まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

悲しい知らせ

耳鼻科から戻ってひと息ついて、よっこらせと織り機を背負ってバス停へ。新年最初の手織教室。

早めに着いてタリーズに寄り、図書館で借りた宮部みゆき作品集「さよならの儀式」を読んでいると、メールの着信。歌舞伎のお仲間からで、メンバーのひとりが亡くなったようだと。

最後に集まったのは去年の3月初め。Facebook の更新がないので心配していたところ、8月に亡くなっていたようだという悲しい知らせを受け、しばし茫然自失。

いたずらに本のページをめくってみるものの、文字がまったく頭に入ってこない。そうこうしているうちに手織教室に向かう時間。

12月最後の教室から1か月以上あいたので、その間の近況報告やらなんやらでいつもどおりにお喋りし、ずっと怪我で手織ができずにいたメンバーがようやく快復し、年賀状に間に合うように仕上げたビーズ織りの干支のタペストリーや、別のメンバーの立体的な編み物の帽子や、また別のメンバーが進めている綾織り、先生の二重織りのマフラーなどを見せてもらったり、私も手織りと手編みの両方のマフラーを見ていただいたりと、いつもどおりの時間が流れていく。

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たまたま今週は、明日からずっと予定がつまっていて今月最も忙しい週。心はざわついたままなのに、いつもどおりの日常。そのことに罪悪感のような、無常観のような、なんともいえない感情を抱きながらも、お腹も空くし、眠くもなる。仕方がないよね…と自分に言い聞かせてみたりする。そんな夜。