まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

自由が丘へ

朝イチでホットヨガ。テニス観戦で寝不足だったけど、すっかり慣れている骨盤筋整のクラスで、気持ちよくストレッチ。数日前からの左肩の痛みがまだ続いているものの、幸い肩を動かすことには支障がなく、首のストレッチをしていて、痛みのもとは首から肩にかけての僧帽筋の部分じゃないかと気がついた。そこで、帰宅後にその部分全体にバンテリンをスリスリ。

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ひと息ついてから、日比谷線東横線を乗り継いで自由が丘へ。駅から徒歩で数分の岩立フォークテキスタイルミュージアムに迷うことなく到着。「生命の樹をめぐる-カンタ、カラムカリ、アップリケ」と題する展示で、ニャンドゥティのワークショップの際、先生から「とっても良かったからぜひ」とチラシを頂いた。4月からスタートして明後日には終了というギリギリのタイミング。

カンタというのは、白木綿の刺子で、写真のポスターに使用されているのもそのひとつ。カラムカリのほうは「絵付け」という意味で、手描きだったり型押しだったり。アップリケは、布地の一部にパッチワークのように布を重ねて模様を描き出すもので、スパンコールも多用されていて美しい。

そのいずれも、いったいどれほどの時間を費やしたのだろうと考えるだけで気が遠くなりそうなぐらいに精緻で、それでいて自由で、「豊穣」を表すというペイズリー模様もひとつとして同じものはなく、動物や人の表情も豊かで、見飽きることがない。

展示作品と別に、「さわってみてください」と差し出された布は透き通るほど薄く、そこに極細の糸で繊細な刺繍がほどこされているのだけれど、指先でなぞるようにさわっても糸の存在を感じないほど。はずきルーペをずっとかけたままで作業しないとできそうにないぐらいに細かい模様で、ため息が出る。

参考図書もいくつか見せて頂き、展示作品を含むたくさんの布地が掲載されている分厚い本が圧巻だったけれど、ちょっと我慢して、すでに何冊か持っているSPINUTSがこのミュージアムを特集した号を購入。楽しかったー。次回の展示「インドネシア 僻地の手仕事」もぜひ行ってみたい!

素敵な展示会を教えてくださった先生に感謝 (^^)