金曜日の朝のこと。
顔を洗った後、靴下かなにか拾おうとしてかがんだ途端、寝起きでボーッとしていたのか、バランスをくずして前につんのめるように転び、洗面所の出入り口から廊下に飛び出す形で、壁におでこをしたたか打ち付けてしまった。その際の衝撃たるや、まさに目から星が出たんじゃないかと思うぐらい。
ドラマなんかでよくある、頭を強く打ったあと、しばらくは平気なのに、脳内でじわじわ出血が進んだりして、突然バタンと倒れる、そんなシーンが頭に浮かび、そうなったらどうしよう、と本気で心配になる。
夕べ遅くまで手織りをしていたために肩がこっていたので、朝イチでマッサージチェアで全身ほぐしたあとだったというのに、おでこを打ったときに瞬間、亀が頭を引っ込めるときみたいに首が肩にめり込むような感覚があり、そのせいか、首と肩に、普段のコリコリとは明らかに違う種類の痛みが…。
これから歳を重ねていくにつれて、こんなふうに自分で自分の身体をうまくコントロールできないことが増えていくのかしらねぇ。
みるみるうちにたんこぶができた位置がちょうど髪の分け目の下あたりで、髪で隠れてくれない場所。でも帽子を深くかぶればそれほど目立たないかな。
冷凍庫にストックしてある保冷剤の中から小さめのを選んでキッチンペーパーで包み、おでこを冷やしながら駅に向かうと、歩いている間に気分が悪くなるようなこともなく、ランチも普通に食べることができたので、ぶつけた衝撃でどうにかなっている心配はなさそう。
赤たんや青たんになったらやだなー。
