まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

手織り

起きたら午後だった。むーん。アラームはセットしないで寝たものの、10時か11時ぐらいには自然に目が覚めるだろうと思っていたのに。別に寝不足だったわけでも疲れていたわけでもないはずなんだけど。そのせいか出かけるのが億劫になり、今日は1日ずっと自宅で過ごした。

火曜日の手織教室を前に、ヤノフ村の絵織りはちょっとおやすみして、先生の最近の作品のうち、縦糸の一部を不揃いにしたスカーフがユニークだったので、トライしてみることにした。

歌舞伎座の帰りに東京アートセンターに寄って購入したレモンイエローの糸をメインに、手持ちの糸の中から、グリーンとオレンジの変わり糸でストライプにするつもりでいたのだけれど、せっかくの鮮やかなレモンイエローに対し、混色の変わり糸よりは白を入れたほうが爽やかな配色になるような気がして、予定変更。

整経を始める前に、かせの糸を玉に巻く作業。かせくり器の「くりくり」と「まきまき」(どちらもれっきとした商品名)をテーブルに取り付け、久しぶりの「いーとーまきまき」。

縦糸の準備まではスムーズに終わった。さて、次はタイアップ。

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 作業を進めながら、WOWOWで「僕の名前はズッキーニ」と「ゲティ家の身代金」という映画を立て続けに見た。前者は、キャラクターがすべて人形で、少しずつ動かしながら1コマずつ撮影するストップモーションという手法で撮影された作品。どれほどの手間がかかるのか考えるだけで気が遠くなりそうだけれど、手作りの暖かさが伝わってくる。児童養護施設の子どもたちを描いていて、それぞれに事情があり傷ついていながら、どの子も愛おしく愛らしい。

対して後者は、世界一の大富豪の孫が誘拐されるという史実をもとにしていて、その大富豪を演じていたのがあの「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐だった人。最後は誰にも看取られることなく寂しく死んでいく。

逆境でもキラキラと輝いている子どもたちと、欲望にまみれた大人たちのどろどろの世界。対象的な2作品だった。

整形作業は無事に終わり、試し織りまで進んだ。白い縦糸の部分だけがちゃんと不揃いになっている。でも、ちょっと平凡かなぁ。

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