まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-10-24

今日から3連ちゃんの「観る」のうち、先週の歌舞伎座夜の部に続き、今日は昼の部。北千住駅構内のスタバで軽く腹ごしらえをしたあと、持参したムーミンマグでラテをテイクアウトして歌舞伎座へ。

聖書の4倍もの長さだというインドの一大叙事詩マハーバーラタ戦記」を歌舞伎化した話題作。まず幕開きの光景に息を呑む。ずらりと居並ぶ神々の衣裳がすべて金色でキンキラキン。菊之助のシヴァは破戒を司る神、菊五郎那羅延天最高神。松也の梵天、楽善の大黒天、そして鴈治郎帝釈天は戦の神で、これと対立する太陽神として花道から登場するのが左團次さん♪

王位をめぐる王族間の血で血を洗う争いが描かれていて、本来は王子のドゥルヨーダナを王女の設定とし、七之助が「鶴妖朶(づるようだ)」として演じる。従兄弟に当たる敵方の5人の王子を殺そうとする冷徹な女性で、狂気をはらんだその姿は「桜の森の満開の下」の夜長姫を思わせ、凄まじいまでの美しさ。この王女と友情を誓ったために身を滅ぼすこととなる迦楼奈(カルナ)を菊之助。道不奢早無、百合守良、阿龍樹雷、沙羽出葉などなど、それぞれ当て字の名前が難しいものの、ストーリーは分かりやすい。ただ、特殊な能力を表すシャクティとか、宇宙の法と秩序を意味するダルマとか、呪術の言葉を意味するマントラとか、重要なキーワードがいくつか出てきて、なんとなく意味は分かったけど後から調べて納得。本来はもっともっと複雑であろう物語をよくぞここまでコンパクトに、舞台装置や演出も含め、見どころたっぷりに仕上げたものだと感心してしまった。衣裳は、例えばカルナの襟の部分にインド風の織物が使われていたりと工夫をしつつ、基本的には和風なのが中途半端な印象で、いっそすべてインド様式にしてしまってもよかったんじゃないかと思ったりもした。左團次さんの太陽神と菊五郎さんの那羅延天のキラッキラの写真を買っちゃった (^^)

帰りにも同じスタバに寄り、また軽くお腹に入れてから帰宅し、斎藤さんのSaloneの最初のほうを聴きながら再び身支度をして、19時すぎにヨガスタジオへ。いつもと同じインストラクターさんの骨盤筋整ヨガ。客席でずっと座っていた身体をぐぐっとストレッチ。

帰宅後、斎藤さんのSaloneの後半を聴き、お風呂へ。明日も「観る」が続くので、今夜は早寝 ☆