まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992016-02-25

仕事が忙しくなると、自然に発動するのが4時間サイクル。6時間ぐらい寝るつもりでアラームをセットしたのに、4時間きっかりでパッチリ目が覚め、しかもスッキリと爽快な目覚めで、そのまま起床。

早めに家を出て、久しぶりに「木楽」の鴨南蛮そばで昼食のあと、北千住のスタバに落ち着き、夕べ終えた和訳の見直し。周囲も皆それぞれに勉強や読書に専念していて、ほとんど話し声が聞こえることもなく、とても集中しやすい環境だった。約2時間半の作業で見直しを終えると、ちょうどいい時間。日比谷線で東銀座の歌舞伎座へ。

夜の部の初めは「ひらかな盛衰記」より「源太勘当」。主人公の源太を梅玉さん、弟の平次は錦之助さんが体調不良のため休演で又五郎さんが代役。代役とは思えないぐらい、とてもしっくり役になじんでいた。いつも思うけど、めったに上演されない演目でも、いきなり言われてすぐにできてしまうんだからすごいよねぇ。

「籠釣瓶」はもう何度も観ていて、主役の次郎左衛門を一番多く演じているのが吉右衛門。すでに見慣れたはずの播磨屋の次郎左衛門がこれまでとは格段に違っていて驚いた。吉原で浮かれて楽しそうな場面も、八ツ橋に裏切られ、絶望する場面も、怒りをたぎらせる場面も、それぞれに今までより深く心に迫ってくる。そしてその素晴らしい次郎左衛門を、菊之助の八つ橋がしっかり受け、これだけの花魁なら惚れてしまうよねぇ、と納得のいく美しさ。栄之丞はこれまで、梅玉さんが当代のピカイチだと思っていたのだけれど、音羽屋の栄之丞にはまったく別の魅力があって、良かったわぁ。実父と岳父を相手に、菊ちゃん大奮闘。弥十郎権八も憎々しくていいし、歌六立花屋主人も貫禄たっぷり。次郎左衛門のあばた面を表すために、顔中に黒い小さな丸をたくさん描くのが決まりになっているのだけれど、実際のあばたって黒くないよね。もっと薄い色で、線で円を描くのでなく、小さな丸い点に変えたほうがいいんじゃないかなぁ(と、昔から思っている)。

21時前の終演後、歌舞伎座の出口近くに「籠釣瓶」の人形細工を見つけ、思わずパチリ。

急いで直帰して、まずは録画しておいたメキシコオープンの2回戦。メンフィスでも対戦してフルセットの末に破ったサム・クエリーとの再選だったから、ある程度安心して観ていたのだけれど、圭くん、ファーストサーブが入らなくて大苦戦。どんどん旗色が悪くなってきて、ネガティブな発言ばかりするアナウンサーにいらっとしながら応援。でも最後までリズムをつかめず、完敗してしまった。残念〜!!!

気を取り直して、見直しの終わった和訳の修正を済ませ、送信したのが午前2時すぎ。ここで寝ちゃえば良かったんだけど、やけに目が冴えて寝付けそうにないので、2つめの書類の和訳をスタート。そうしたら、そんな時間だっていうのに外国から、紹介を受けたと急ぎの依頼。申し訳ないけど今月はもう無理、と英語で返信。

その後も和訳を続け、例によって朝までコースで、2つめの書類も最後まで訳し終えた。ふぅ〜。