まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-10-16

保留の案件はゴーサインが出ないまま、午前中は洗濯やらなんやらでバタバタと動き回り、ひと息ついて、2時頃に家を出る。今にも降り出しそうなどんよりとした空。それでもどうにか駅までは降らずにいてくれた。

千代田線と半蔵門線を乗り継ぎ、国立劇場へ。「伊勢音頭恋寝刃」の通し。この作品は、普段は大詰めしか上演されないんだけど、ツイッターで見かけた壱太郎のお紺の写真が御高祖頭巾姿で、そんなお紺は見たことなかったから興味を持って、その場で即チケットを取ろうとしたら、もう中日も過ぎているのに、たまたま最前列のど真ん中がぽっかりあいていた。こんなこともあるのねぇ。

当日発券なので早めに行って、発券したあと、甘味処「おかめ」まで足を伸ばすには時間の余裕がなくて慌ただしいので、劇場内の喫茶コーナーで白玉ぜんざい。ほっこりする甘み♪

16時開演、20時15分までの長丁場。大詰めまでの様々な場面が意外なほど陽気なのは、大詰めの陰惨な殺し場とのバランスを取るためかしらん。飽きさせない演出で大いに笑わせてもらったものの、いかんせん本筋との関わりが薄く、だから上演されないんだろうなぁ、と納得もした。ただ、青江下坂は貢の家に祟る妖刀であることが明らかにされ、大詰めの殺し場では、大詰めだけの上演に比べ、貢が妖刀に誘われて殺戮を繰り返す様子が強く表れていた。貢と「籠釣瓶」の栄之丞は、当代では梅玉さんがピカイチ。そのピカイチで観られて良かった。高麗蔵の万次郎、魁春の万野、壱太郎のお紺(きれいだった!)、松江のお鹿(かわいかった!)、他に鴈治郎、友右衛門、東蔵ほか。前半で大汗かきながら客席を縦横無尽に走り回って大奮闘したのは亀鶴、錦也、梅蔵のお三方。お疲れ様でした。

隣りのオバサマ2人が亀鶴さんの名前を「カメツルさん」と連呼していたから、迷った末に「キカクさんです…」と口をはさんでしまった。そうしたら、「じゃあこれは?」ときかれたのが高麗蔵さん。「コウライゾウ」じゃなく「コマゾウ」さん。他にもあれこれきかれ、楽しくオシャベリできてよかった♪

幕間にスマフォの電源を入れたら、昨日別の人に回してもらった案件の先生から、さらに次の書類が届いたと。依然として先約のゴーサインが出ていないことを伝え、ひとまず保留。帰宅後、先約の担当者にメールを送信。見通しだけでも伝えてもらわないと身動きがとれない。

さて、先約のゴーサインが出るのか、はたまた今日の案件を受注することになるのか。どっちにしても、忙しくなりそうな予感。