まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-08-17

7時のアラームだったのに、スーッと自然に目が覚めて、枕元の時計を見たら4時10分。うーん。試合が始まっている。でも寝足りない。迷っているうち、どんどん目が冴えて来てしまったので、結局そのまま起きて観戦。

今大会はフェデラーが欠場しているから、事実上のトップ2の対決。ジョコビッチとマレーが戦うと、途中まではマレーが勢いで押していても、ジョコビッチが粘って粘って、最後はマレーが根負けしたかのようにジョコビッチに勝ちを譲ってしまうことが多く、今日も第1セットをマレーが取ったあと、ジュースが10回も続くほどの接戦の末にジョコビッチが第2セットを取り返し、ああまたいつものパターンか、と思いきや、今日のマレーは崩れなかった。圭くんがナダルを破ったように、マレーも対ジョコビッチ戦の連敗記録を8で止め、優勝。表彰式でのスピーチによれば、まさに今朝、コーチのモレズモーさんが男の子を出産したとのこと。こういうめぐり合わせってあるのねぇ。

たっぷり3時間かかる長い試合になったので、二度寝する余裕はなくなり、若干の不安を抱えつつ半蔵門へ。

国立劇場に行くときは大抵、中でお弁当を買って済ませてしまうのだけれど、たまには近くで外食してみようかしらん、と事前にネットで調べておいた麹町カフェへ。国立劇場には長年通っているのに、駅前のこの店に入るのは初めて。大人気でほぼ満席のところ、ちょうどカウンター席がひとつ空いてラッキーだった。ランチメニューの中からオススメをきいて、素直にそのまま注文したのが写真のランチプレート。最初に温かいスープとパンがついてくるのだけれど、見た目以上にボリュームたっぷりで、最初のパンは残してしまった。特にサンドイッチは美味しかったなぁ。デザートに小さいケーキもついてきて、すでにお腹いっぱいだったけど、美味しそうだったから押し込んだ。ふぅ〜。寝不足な上に観る直前にこんなに満腹にしちゃって、大丈夫か?!

… という心配は杞憂に終わった。稚魚の会・歌舞伎会の合同公演で、いつもながら真摯な舞台に引きつけられて、睡魔は近寄っても来なかった。まず「本町廿四孝」から「十種香」。芝のぶクンの八重垣姫。「素袍落」の太郎冠者を又之助さん。「伊勢音頭恋寝刃」の貢は梅秋さん。彌風邪さんの大名某や吉六さんのお鹿も良かった。伊助さんは、姫御前とお岸のどちらもはんなりしていてとてもいいと思った。どれも難しい演目なのに、危なげなく観ていられる。もちろん硬さはあるのだけれども、本興行以上に応援したくなるのがこの公演の一番の魅力。小劇場は廻り舞台がないから、「伊勢音頭」の大詰に向けて道具が変わるところで幕を閉めたら、もう終わりだと思って帰ろうとする人たちが続出。私は通路沿いの席だったので、思わず「まだ終わりじゃないですよ!」と声をかけ、十数人が戻ってきたんだけど、そのまま帰ってしまった人もいた。劇場スタッフが止めるべきだよねぇ。

甘味処おかめは残念ながら休業だったので、サンマルクカフェでひと息ついてから帰宅。国立劇場を出た時にちょっとだけ降っていた雨が帰りにはやんでいて良かった。久しぶりの雨。これでまた少し涼しくなるといいんだけど。