まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-08-15

ベックスのモーニングプレートで腹ごしらえをしてから、大手町から半蔵門線で水天宮前。日本橋劇場はとっても久しぶり。

尾上松也の自主公演「挑む」も今年で6回目だそうで、初年度はわずか1回の公演だったのが今年は3日間に4公演。続けていくことが大事だよね。

松也ひとりの向上で、「引窓」の舞台をそのまま使って物語の簡単な説明のあと上演。真っ先に登場するお早を左團次一門の蔦之助。女形もいけちゃうのねぇ。かわいらしい。ゲスト出演の上村吉弥が母お幸を勤め、松也の南与兵衛に國矢の濡髪。國矢さん、いいわー。若さがほとばしる清々しい舞台だった反面、松也も蔦之助も声が高く、わりと早口だし、松也が力が入りすぎなのかやたらと声を張るものだから、全体的にちょっと騒々しく慌ただしい印象。親子の情愛をしっとりと描くこの作品。若手にはちょっと重荷だったかな。

お楽しみ抽選会が恒例だそうで、松五郎&隆松コンビが軽妙なトークで、箱に入ったチケットの半券を引いていく。くじ運ないからハナからあきらめてタティング編んでいたら、最後の商品が左隣りの人に当たった。そうなるとやっぱり、惜しい! と思ったり ^^;

休憩をはさんで「お祭り」。本公演に合わせて振り付けをし直したオリジナルバージョン。蔦之助は若女房から威勢のいい若衆へ、吉弥も老母から美しい芸者に変わり、「挑む」チーム全員が舞台上に勢揃い。

終演後のごった返すロビーで不意に名前を呼ばれ、見ると左團次さんのマネージャーさん。左團次さんが軽井沢で夏休みを満喫している間も、しっかり一門の舞台をフォローしてるのね。思いがけずご挨拶ができてよかった。

帰りはルートを変えて、半蔵門線で北千住へ。スープストックトーキョーでチリレモンの冷たいカレーと温かいマルガリータスープ。冷たいカレーはイマイチかなぁ。

ついムーミンショップにも寄ってしまい、駅構内のスタバでタティングのモチーフをもうひとつだけ編み、帰宅。

今日は終戦記念日で、NHKがクイズ形式で戦争を取り上げていて、第二次世界大戦で日本がどこと戦ったのか、8月6日、9日、15日はそれぞれ何の日か、靖国神社は誰を祀っているのかなどの調査結果で、知らないと答えた人の割合がとても高くて驚いた。知らないというより関心がないということらしい。そのあとEテレで放送された「肢体不自由児たちの学童疎開」や先日の「東京が戦場になった日」等と引き比べ、当時、ただ普通に生きることすら許されなかった多くの人たちが今の現状を目にしたらどう思うだろうかと考える。もっとも、私だって複雑な思いがするだけで、具体的にはなにひとつ行動できていないのだけれども。

そんなこんなの8月15日。合掌。