まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-12-02

午前中に家を出て、下北沢に向かう。小田急乗り入れの唐木田行きで乗り換えなしに行けちゃう。車内ではせっせとタティングレース

久しぶりの本多劇場で、加藤健一事務所公演vol.84「バカのカベ − フランス風」。映画の邦題は「奇人たちの晩餐会」で、日本では「おばかさんの夕食会」として舞台化されたこともある作品。今回のタイトルは養老孟司さんの著書「バカの壁」から…とはパンフレットのどこにも書かれていなくて、その本を読んだことがないのでなんとも言えないのだけれど、ネットで調べた限りでは、「人間同士が理解しあうというのは根本的には不可能である。理解できない相手を、人は互いにバカだと思う」というのがその本の要点だそうだから、今回の作品によく合っていると思う。

見どころはなんといっても加藤さんと風間杜夫さんとが30年ぶりに共演することで、さらに平田満さんも声だけながら出演している。今日は千秋楽だったからもう十分に練れているとはいえ、常に一緒に芝居をしているわけではなくこの作品のために集まったメンバーなのに、こんなにも息が合うものかと、そこにまず驚く。パリが舞台で加藤さんはフランソワだし風間さんもピエールなんだけど、特に外国人に見せるような拵えはしていないし、もう名前は単なる記号というかどうでもよくて、翻訳劇であることも忘れてしまい、文句なしの面白さ。たっぷり笑わせてもらった。そして今回もやっぱり、加藤さんの舞台はあったかいなぁ、とほんわかした気分にしてくれる。極上のコメディ。

帰りに本多劇場の下の階にあるヴィレッジヴァンガードに寄ってみた。どこに何があるのかまったく決まりがないように見えるゴチャゴチャした店内はもう全体がおもちゃ箱みたい。その中で見つけたのがソープボトル。液体の石鹸が泡になって出てくるタイプで、うっかり割ってしまったキッチン用のハンドソープボトルの代りにピッタリ♪

地元の駅についてから、そういえば付箋を切らしてるんだった、とダイソーに寄り、エレベータで降りる途中で目についたのがオーダー枕の案内。最近、起きると首のあたりが寝る前よりこっているように感じることが多くて、枕が合わなくなってきたように感じていたので、時間もあるし、と行ってみた。すると、その場で頭の後ろのラインを測ってくれて、私には一番低いタイプの枕が合うはずだと。たとえばこんな、と出された枕を見てビックリ。ぺったんこ。これじゃあ低すぎるんじゃ? と思いながら実際に横になってその枕を当ててみると、あら、しっくり。「試しにこうするとどうですか?」と枕の下に手が入る。それでも今の枕よりずいぶん低いはずなのに、なんだか喉が圧迫されるような気がする。やっぱり低いほうがいいみたい。驚いた。

ただでさえ睡眠時間が短いほうなので、少しでも質的改善が望めるならば、とそのオーダー枕を買うことにしたら、枕だけを替えてもマットレスとの相性が悪ければ効果が半減してしまうと。たしかに身体が沈むタイプのマットレスだと首への負担も変わってくるわけよね。納得。実際、今使っているテンピュールは、体重がありすぎるのかはたまたへたれてきたのか、身体のラインそのままにへこんだ状態になってしまうのが気になっていた。むむむ。思わぬ出費になってしまうではないか。でも睡眠は大事だしなぁ。迷った末にマットレスも買い換えることにして、とりあえず枕だけを持ち帰る。

帰宅後はしっかりお仕事お仕事。2ページ半の英訳をさっさと片付け、日付が変わった直後に送信。よしよし。

さぁて、新しい枕の効果はどうかな? 明日の朝が楽しみ。