まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-06-28

4時すぎに寝て、9時ちょっと前に目が覚めて、いやいやもうちょっと寝ないと、と二度寝して2時間弱。起きたら眼科からレンズ入荷の連絡が入っていたけれど、すでに午前中の診療は終了間近で間に合わない。午後の診療は3時からで、出かけてしまうから今日は取りに行けないや。

新橋演舞場にて、初代市川猿翁・三代目市川段四郎五十回忌追善の六月大歌舞伎、夜の部。すでに周知の通り、この興行で猿之助は二代目猿翁に、亀治郎は四代目猿之助に、香川照之が九代目中車となり、その息子が五代目團子として初舞台を踏む。「ヤマトタケル」は梅原猛の原作を猿之助が舞台化したものだが、当時よりもさらに洗練され、新猿之助の若さも大いにプラスとなって、作品自体が輝きを増したように感じた。中車は帝を演じ、面構えや貫禄は十分なのだけれど、やはり慣れない舞台での発声に無理をしたのか、喉を痛めているようだった。ただ威厳だけを見せてほとんど動きのない役なので、昼の部の彼自身の披露狂言にさらに期待したい。

舞台の客席側の端に照明機材が増設されていて、それを覆う板で舞台がいつもより20センチぐらい張り出しているため、圧迫感があって最前列の前が狭く感じる。激しい立廻りの場面で、めまぐるしく点滅する白い光。眼に悪いんじゃないかと思っちゃう。

猿之助 − 本人の希望でもあるので、あえて「亀ちゃん」と呼びたい − はこんなに「愛されオーラ」ビシバシの人だったかしらん。小柄な身体がまぁとにかくよく動く。絶叫型なのはスーパー歌舞伎の特徴のひとつでもあるから仕方ないか。メディアが中車にばかり集中していて気の毒なほどだったけど、まさに亀ちゃんワールドのこの作品ですっかり吹き飛ばしてしまったねぇ。

スーパー歌舞伎ではカーテンコールがお約束。その2回めに新猿翁がジャケット姿で登場するや、客席の歓声が一段と大きくなって、涙ぐむ人も多くいた。あらためて彼が築いてきたものの大きさを実感した瞬間だった。

終演が8時半と早めだったので、北千住のスタバに寄ったら、「こんばんは!」と話しかけられ、よく知っているはずの人なんだけど誰だっけ、と頭の中はハテナマークでいっぱい。でもすぐにピカーンと思い出した。アリオのスタバの元スタッフさんだ。すでに卒業して社会人となり、店ではいつもポニーテールにしていた髪をおろしていたのでイメージが違ったんだもん。他にも4月以降見かけなくなったスタッフが何人かいる。それぞれ新しい世界でがんばっているんだろうなぁ。

今日も見積もりに対する返信はなかった。このまま立ち消えかしらねぇ。