まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

2本立て

maru992008-06-18

我ながらすごいと思う。… って、いきなりヘンだけど、今回、一番最初に風邪っぽいなぁ、と思ったのは12日の木曜日で、翌13日の朝6度5分の微熱があって、14日の土曜日は油絵の教室があったせいか気合が入って体調がよく、翌日からちょっと悪化したけどいつもどおり仕事をし、17日の明け方に一段落するまでずっと微熱だったのに、ホッとしてひと寝入りした途端に7度5分に上昇。それでも訳文の見直しが必要だったから、机に向かっている間にだんだん回復してきて、18日は風邪を引く前から映画の予約を入れてしまっていたから、なんとか復調しますように、と祈るような気持ちで寝たら、じゃ〜ん! すっかり平熱。年齢にしてはタフだよねぇ、と他人事のように思うと同時に、予定があると身体がちゃんと合わせてくれるのがなんとも。もちろん過信は禁物だけど、いまさらながらに丈夫に生んでくれた親に感謝しないとね。


というわけで、一度は午前中に目が覚めたものの、意識的に二度寝をして、3時近くまで。1本めの映画が5時半からだったから、ちょっと早めに家を出て、軽く食事を済ませてMOVIXへ。


ナルニア国物語 第2章」 の字幕版。前回より戦うシーンが増えてるなぁ。今回のヒットはネズミの騎士で、なかなか心憎い台詞を言ってのける。ファンタジー色の強かった前作に較べて、戦闘シーンは、平和を取り戻すためにはどうしても武力が必要なのか、多くの命を犠牲にしなければならないのか、と考えさせられてしまったし、それに今回で4人の兄弟姉妹のうち長男長女は卒業。二度とナルニアに戻ることはできない。それも切ないというか、夢の世界にも年齢制限があるのねぇ、と思ってしまい、全体的にビターな味わい。それでもやっぱりよくできてるなぁ。夢物語には違いないけど、きちんと筋が通っているのよね。


わずか5分のインターバルをはさんで、2本めは 「マジックアワー」。三谷さんのメディア露出とCMで流れすぎているせいで若干モチベーションが下がっていたのだけれど、一応やっぱり観ておかないと、という気持ちだった。そしたらまぁ嬉しい誤算というか、三谷さんがこれまでになくメディアに出まくっていたのは、それだけこの作品に賭け、また自信もあるからこそ、どうしても観てほしいという思いなんだと納得がいった。前作 「THE 有頂天ホテル」 より何倍も面白い。あの映画は、あの役所広司にトナカイの被り物をさせたり伊東四朗に白塗りをさせたりと、思わず笑っちゃうんだけど、それって禁じ手だろう、ズルイだろう、と突っ込みを入れたくなるところが随所にあった。それに対して今回は、やっぱり笑っちゃうんだけど、それが前作のような秘密兵器(?)によるのでなく、もっと自然発生的な笑いになっているから、ドカンドカンの爆笑じゃなく、客席のあちこちで、それぞれがツボにはまったところでクスクス笑いをしている感じ。なんかこう、一度だけでは三谷さんの仕掛けの全部に気がつかなかったような気がして、それじゃ悔しいからまた観たい、と思っちゃう。こういう感じが前作にはなかった。三谷さんの映画には他にも 「ラヂオの時間」 と 「みんなのいえ」 があって、なんやかや言いながら全部観てるんだけど、「ラヂオの時間」 と 「マジックアワー」 が甲乙つけがたく、3位は 「THE 有頂天ホテル」。「ほぼ日」 のサイトでの糸井さん&三谷さんの対談もすごく面白い。才能もキャラも独特だよねぇ。あ、そうそう、「マジックアワー」 に歌舞伎界からも、亀治郎だけじゃなく萬次郎さんまで出ていらっしゃるのが個人的にツボだった ^^;


10時半近い終了後、さすがにもうスタバには寄らずに、スーパーでグレープフルーツやヨーグルトを買い込んで帰宅。その後、風邪を引いていたのがウソのように体調がよかったので、手織教室の宿題を始める。だって20日からまた仕事が忙しくなるはずだから、その前に仕上げないといけないんだも〜ん。