２時半近くに仕事を切り上げ、お風呂を済ませてベッドに入ったのは４時すぎ。眼科の診察だけで検査はないから寝不足でも大丈夫。
… とタカをくくっていたら、寝すごしてしまった！ しかもあいにくの雨。今日は自転車で行くつもりだったのになぁ。傘をさしてまで自転車で行く気にはならない。でも駅からのバスは本数が少ないのよねぇ。予約は９時半なのに、駅に着いた時点で９時を回ってしまい、９時ちょうどのバスがすでに出た後。次のバスまで待っていたら予約の時間に遅れてしまうので、仕方なくタクシーを使う。大学病院まで８００円。バスなら２１０円なのに。
そうまでして急いだ甲斐があるならまだよかったんだけど、これがまぁ、と〜んでもなかった！ １０分以上前に着いて受付を済ませ、化粧室でコンタクトレンズをはずして待つこと３０分。でもこの時は眼圧検査だけで、ほんの数秒。診察室の前に移動して、それから延々待たされることなんと２時間半！ もうお尻から根っこが生えちゃいそう。何も食べる余裕なんてなかったからお腹が空ききってしまい、バッグの中に入れたまま忘れていたシリアルバーに救われる。こんなに待たされるなら、次のバスでゆっくり来ればよかったなぁ。そもそも予約の意味がないじゃん。診察室の出入りを見ていると、私の担当は診療部長の先生で、他の先生が診察した患者でも必要に応じて診療部長がさらに診察することになっているようで、そうした患者さんが別の診察室からどんどん横すべりで割り込んでいくので、ますます遅れてしまうらしい。なんだかなぁ。待っているだけでも疲れる。もちろん、その間ずっと休みなく診察を続けている先生たちの方がよっぽど大変だって頭では分かっているんだけど、それにしても予約のシステムに問題あると思うなぁ。いいかげん待ちくたびれてイライラを持て余していると、待ちきれなくなったおばあちゃんが看護婦さんに不満を言い始めた。「１０時に予約したのに」 って、おばあちゃん、私は９時半ですから！ 「年寄は身体が弱いのにこんなに待たされたら余計に具合が悪くなっちゃうから先にしてよ」 って、それはずるい。こんな状況に慣れっこらしい看護婦さんに軽く受け流され、ますます不満を募らせるおばあちゃん。みんな待っているんだから、と周りの人に諌められ、ようやく口をつぐんだ。気持ちは分かるけど、自分だけ早くっていうのはいただけない。
シリアルバーで一度はおとなしくなった腹の虫がまた目を覚ましそうになる頃にようやく呼ばれる。いよいよ緑内障かどうかの診断が出る … はずだったのだが、「結局、今の時点では分からない」 と先生。はぁ？！ 広範囲の視野検査をすればハッキリするって言ってたのに。詳しい説明をきくと、広範囲の視野検査でも、視野の欠損部分と視神経の分布が少ない範囲は概ね一致しているので、欠損の大半は先天的なものだと思われる。但し、右目の欠損部分にわずかながら視神経の分布と一致しない箇所があり、その部分については緑内障を併発している可能性が否定できず、それが進行性かどうかを確かめるためには経過観察が必要である、と。そう論理的に説明されると納得するしかないし、実際に今までの検査より詳しい結果が出ているのも分かる。でもね、先生、最初に疑いがあるって言われてからもう丸４か月経とうとしているのに、もし進行性だったらとっくに進行してるんじゃ？
とにかく３か月後に再び視野検査をすることになり、予約を入れて眼科は終了。会計も済ませてようやく病院を出たのは１時近くで、帰りのバスを待つこと十数分。アリオに近いバス停で降りて、ようやく食事。ふぅ〜。
表参道に野暮用ができてしまい、３時までに到着しなければならない。食後のコーヒーを楽しむ暇もなく、駅へ。まさか眼科にこんなに時間がかかると思っていなかったから、すっかり予定が狂ってしまった。
頭の中では仕事が気になっているのだけれど、眼科で待たされた上に結局ハッキリした診断がもらえなかった不満も募っていたのか、野暮用が済んでもまっすぐ帰る気にならず、もともと大好きな青山ブックセンターに寄ってしまう。ここに来ると時間を忘れてしまうのよねぇ。特にほしい本があるわけじゃなくても、他の書店では見かけない本たちをながめているだけで楽しい。ディスプレーもこった店内をさんざん歩き回った後、ついついナチュラルハウスにも寄り道をして、家に着いた時にはすでに夜７時すぎ。な〜にやってるんだか！
ひどく疲れていたのでまずお風呂。まだまだ疲れは残っているけれど、予定外に時間を費やしてしまったから、まさかそのまま寝てしまうわけにもいかない。しぶしぶと仕事を始め、なかなかエンジンがかからなかったけれど、気合を入れ直してペースアップ。キリのいいところまで終わらせた時点で８時すぎ。すっかり明るいしぃ。
