まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

早くもクリスマス商戦

maru992007-10-20

比較的早く寝たのに11時近くまで寝てしまった。ピアフの他にも上映終了が間近の映画がいくつかあって、今日はそのうち 「めがね」 と 「北極のナヌー」 の2本立て。MOVIXの会員だと20日は毎月レディースデーと同じ千円ポッキリなんでした。(せこい?)


ケータイに転送したチケットの引換番号をチェックしようとしたら、ありゃ、電池切れ。仕方なく少しでも、と充電をしながら急いで食事を済ませ、ギリギリの時間に自転車でビュ〜ン。あっ! ケータイ忘れたっ! でももう戻ってる時間がないっ! アウトか? く〜っ! 会員証は手元にあったので念のため窓口できいてみたら、会員番号で調べて発券してくれた。よかった〜。しかしまぁ、つい最近お財布を忘れたまま家を出て大変だったのに、今度はケータイ。やんなっちゃうなぁ。


「めがね」 おもしろかった! ピアフの映画は、とっても素晴らしかったのに平日の夜だったせいか、わずか7人というガラガラで悲しいぐらいだったんだけど、土曜日はさすがに入りがよくて、60人ちょっと。それでもシアターのキャパの3分の1程度。ただ左隣りに女性が座っていて、静けさを楽しむような映画なのにポップコーンをボリボリ。興ざめだった〜。これといった事件が起こるわけではなく、与論島の小さな民宿ハマダを舞台にやさしい時間が流れていく。「かもめ食堂」 と同じスタッフの作品だけに透明な空気感が共通していて、小林聡美が演じる 「めがね」 の主人公がハマダで自分を取り戻し、その後にノルウェイかもめ食堂を開いたと考えてもまったく違和感がない。ノルウェイから帰国するたびにハマダを訪れ、またノルウェイに戻っていく。「めがね」 だけに出ていた加瀬亨がかもめ食堂に現れても不思議はないし、「かもめ食堂」 だけに出ていた片桐はいりもハマダの空気になじみそう。もたいまさこは両方出てるしね。でもきっと、ハマダの主人はノルウェイには行かずに、ずっとハマダで、訪れる人を特に期待して待つでもなく、訪れればいつでもあたたかく迎えてくれる。そんな感じ。


続いて 「北極のナヌー」。これは単にシロクマのかわいらしさに惹かれて観る気になったのだけれど、ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーだった。最終的には温暖化の危機を訴えている。日常的には気候がおかしくなりつつあるという程度にしか認識していないけれど、動物たちにとっては死活問題だということがストレートに伝わってくる。でもそれを声高に言い立てる映画ではなく、動物たちの映像がとにかく素晴らしい。ただ、こちらも入りがよかったのだけれど、その分、雑音も多くて、右隣りの若いカップルが上映中に何度もケータイでメールしていたのには参った。画面の光と入力の音がわずらわしいったら。しかも映画が終わった途端に 「つまらなかったね〜」 って、ちゃんと観てないからでしょう! 


2本観て、2本とも雑音に悩まされちゃったなぁ。入りがいいのがかえってアダ。「めがね」 は静かな環境でもう一度じっくり観たいなぁ!


スタバでひと息ついた後、夕食も済ませて帰宅して、久々にテレビを見ながら郵便物の整理をしている間にハタと気づいた。今日は20日。てことは … スポーツクラブのロッカー更新の締切日じゃん! ほとんど行ってない状態でロッカーを借りているのはもったいない気がするものの、ロッカーが使えなくなるとますます足が遠のきそうだから、再び自転車でビュ〜ン。長いこと鍵が行方不明で自転車は使わずにいたのに、あればやっぱり乗るのよね。


更新だけで泳がずに帰ってきて、ツタヤでレンタルしたピアフのDVDを2枚続けて観る。どちらもドキュメンタリーで、談話や映像が満載。晩年のピアフが 「幸せですか?」 ときかれ、「人間は決して幸せになんかなれないものでしょう」 と答えているのが印象的だった。歌っている時は確かに幸せだけれど、それ以外に幸せを感じるのは1日にわずか10分ぐらい。それを 「悪くないわ」 と彼女は言う。また歌っている時は 「魂が身体から抜け出している状態」 なのだそうだ。なんとなく分かる気がする。彼女の人生を知れば知るほど、数々の苦難は彼女の歌を実りあるものにするための天の配剤だったに違いないと思えてくる。まだデビュー前の大切な時期に厳しい指導者に出会ったことも偶然ではないはず。愛と歌と、両方なければ生きていけないと彼女は言うのだ。愛かぁ…。愛にもいろいろな形があるけれど、恋愛に限って言えば、私の人生に絶対的に欠けているものかもしれないなぁ。


とりあえず仕事のメールが一切こないままに週末がすぎようとしているのがなにより嬉しかったり〜♪