まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992014-10-14

夕べは荒れ狂う風の音でなかなか寝付けず、明日はレインコートに、靴はむしろサンダルでタオルを持参したほうが靴の中まで濡れちゃうよりいいかなぁ、などと考えていたのだけれど、一夜明けたら台風一過。早朝から思いっきり晴れている。となれば着ていくものも変わってくるじゃない、とあたふた。

北千住のスタバで軽くお腹に入れてから東銀座に向かい、サラダラップをランチ用にテイクアウトすればよかったなぁ、と日比谷線の車内で思い、演舞場への途中にあるスタバに寄ったら、かつての同僚とその妹にバッタリ。驚いた〜。

今月の演舞場は、公演の名称としては「十月花形歌舞伎」と至って普通だけれど、「市川猿之助奮闘連続公演」のパート1。だから彼のファンがつめかけるのは当然としても、私の隣りの女性は彼が出ない最初の幕をパスして次から来ただけでなく、彼以外の役者には一切拍手をしないという徹底ぶり。なんだかなぁ。

その最初の幕は右近の「俊寛」で、丹左衛門に男女蔵さん。笑三郎の成経、弘太郎の康頼、笑也の千鳥、猿弥の瀬尾と澤瀉屋の主力クラスが集まっているのに、全体的に薄味で、物足りなさが残った。

そのあとが「金弊猿島郡(きんのざいさるしまだいり)」で、大喜利所作事「双面道成寺」がつく。これはもう最初から最後まで猿之助ワールド。清姫藤原忠文の二役を演じ、それぞれの亡霊になって恨みつらみを爆発させる。そう、まさに爆発。猿之助の小柄な身体から瞬間的に放たれる恨みのパワーがものすごい。清姫の母如月尼を演じる歌六がまた良くて、米吉の七綾姫は愛らしく、門之助の頼光も華やかさがあっていい。澤瀉屋ならではのエンターテイメント性にあふれるスピーディーでダイナミックな展開。舞台上が炎に包まれる場面で、炎を表す赤い布が正面の中央で機材に引っかかり、黒子がなんとかはずしたものの、その部分が裂けて大きな穴が開いてしまうというアクシデントがあった。まさに何が起こるか分からないのが生の舞台。

大満足の終演後、仲良しシスターズと合流し、感想を言い合いながら駅へ。またゆっくり会おうね。

買い物を済ませて帰宅し、本田さんの OTTAVA Salone を聴きながら手織りを進める。全体を同じ模様の連続にするのでなく、先生のサンプルにならい途中で変える予定なので、模様の配列と配色をパソコンを使って再検討。一応、方針は決まった。

ニュースで高橋大輔の引退発表を知る。晴れやかな表情をしていた。でも競技から離れるだけで、アイスショーなどでこれからも表現力豊かなスケーティングで楽しませてくれるはず。大ちゃんの演技で何度も感動して涙したなぁ。お疲れさま! そしてありがとう♪